皮膚病 原因.jpg皮膚病の原因は、大体において不明です。様々な要因が重なって起こる病気が皮膚病とも言えるでしょう。
しかし皮膚に悪影響を与えるとされている因子はたくさんあります。その中のどれか一つを排除すれば治ると言う訳ではありませんし、逆に全部しっかりと対処しても治る保証はありません。またあまりにも厳密に行うと、日常生活に不便をきたしますし、かえってストレスになることも多いでしょう。
ただ、このような因子が皮膚病の原因になる可能性がある、という事実を知っておいて損はありません。ストレスが皮膚病の原因になることもあるという点も頭に入れながら、知識として覚えておきましょう。
★化粧品
ずっと同じ化粧品を使っていても、突如として皮膚炎が発生することがあります。また、良くなったり悪くなったりを繰り返すので、毎日使っている化粧品が原因とは考えにくいケースもあるようです。
傾向として化粧品皮膚炎、化粧品かぶれの皮膚炎は、目の周りに症状が出やすいとされます。また、アイシャドーやチークカラーなどの色がついている化粧品類は、皮膚炎の原因になりやすいようです。もちろん化粧水や乳液などの基礎化粧品も原因となります。使用していない場所に発生することもあります。
★洗剤
洗剤やせっけん類は皮膚の大敵です。このようなものには、皮膚のバリア機能を担う部分をすべて洗い流してしまう作用があるのです。油を落とす作用がある洗剤は、皮膚にとって大切な脂分をもはがしてしまいます。
せっけん、シャンプー、台所洗剤、洗濯洗剤、柔軟剤など洗浄力があるものは全てに注意が必要です。ちなみに強い洗濯洗剤ですと、洗濯後の服にも残存してしまうため、干す時などに刺激になる恐れがあります。洗った後のシーツやまくらカバーなどにも注意が必要です。
キレイ好きな日本人の習慣が皮膚病の増加を招いているのかもしれません。
★歯の詰め物
接触性皮膚炎の原因の一つです。なかなか判明しずらいですが、歯の治療後に急に起こった皮膚炎であれば疑ってみてもいいでしょう。もちろん全身どこにでも出る可能性があります。
★アクセサリー
ピアスが皮膚病の原因になることは多いとされますが、普通のネックレスや指輪に依るケースもあるようです。
★その他アレルギー源
もちろん良く言われている食品アレルギーが原因の皮膚炎も多いとされます。ありとあらゆるものが原因となりますので、気にしだすと食べるものが無くなってしまいます。
また、ダニやほこりなども主要な要因の一つです。日光に依る消毒と、部屋の換気が何より大切で、特に寝室は風通しが良くなるように工夫をしてみましょう。
今回は漢方の話は出てきませんでしたが、上記のような要因が過度に皮膚に負荷をかけていると、いくら漢方薬を服用してもなかなか回復しません。出来る範囲で気をつけるようにすると良いですね。