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2016年01月07日 投稿

消風散の解析

    

消風散.jpg皮膚病で使われることの多い漢方薬の処方と言えば、まず「消風散(しょうふうさん)」が挙げられるのではないでしょうか。病院で出されることも多いお薬です。
この「消風散」の名前の由来は、「風邪(ふうじゃ)」を消し去る作用を持つという点にあります。確かに皮膚病は「風邪」が絡んでいることが多く、特に痒みがある場合にはまず「風邪」を疑います。皮膚病における悩みの多くは痒みであるため、皮膚病=消風散という考え方もあながち間違ってはいないわけです。

まず「消風散」の内容生薬を見てみますと、去風薬と呼ばれる「風邪」を除く成分として「荊芥」「防風」「牛蒡子」「蝉退」が入っています。これらが主薬となるわけですが、その他の脇役もあって初めて効能が発揮されます。
次に「蒼朮」「苦参」「木通」は主に「湿」を取り除く作用があり、これもまた皮膚病の際によく見られる邪気の一つです。
そして「石膏」「知母」は「熱」を除き、「当帰」「地黄」「胡麻仁」が「血」を補い、「甘草」が調和します。
もちろん一つ一つの生薬には複雑な役割があり、上記に挙げた作用以外もたくさんの効能があるとされます。
時に多少内容が異なることもありますが、これら13種類もの生薬の組み合わせの妙で効果を発揮するのが「消風散」という漢方薬になるわけです。

具体的には、痒みがある皮膚病を中心に、ジュクジュク感や赤みがある場合に適しますので、アトピー性皮膚炎やじんましんなどに用いられることが多いでしょう。しかしながら、潤いをもたらす作用もあるので、乾燥がある時にも使えないことはなく、かなり適用の広い漢方薬とも言えそうです。長期間使っても大きな問題が起きることはない内容でもあります。逆に言えば、やや穏やかな処方ともいえ、はっきりと早めに効果を出したい時には物足りなく感じる方も多いかもしれません。

いずれにしても、体質に合わせて処方を選ぶことが第一です。漢方の専門家によく相談をして、服用をお決めください。

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