子供と漢方 発達遅れ.jpg自分の子供が他の子と比べて成長が早いか遅いか、どの親でも気になるものです。親は子の成長に喜びを感じて当然ですから、世間一般の情報通りに子供が成長しないと不安になるのもごく当たり前のことです。しかし、そこであまり親が慌て過ぎてもいけません。心配せずとも子供は育ちます。
ただし、漢方的に考えると成長が遅いということは、”腎”という生まれ持った”生命力”があまり強くないということを示しています。過剰に心配するのではなく、子供自身の力を使っての成長が思い通りにいかない時に、漢方薬で手助けをしてあげる、という方法は考えてもいいのではないでしょうか。
一般的な子供の成長の遅れには以下のような症状があります。
★寝返り、はいはいや、歩き始めが遅い
★言葉をなかなかしゃべらない、語彙が少ない
★おもらしが多い
★身長が伸びない、体重が少ない
★夜泣きが収まらない
★動作が遅い
中医学で考えた場合に、このような症状は”腎”すなわち生命力、発育力が弱い場合に起こり得ます。その場合に用いられる代表処方として「六味丸(ろくみがん)」があります。「六味丸」は”腎”を補うお薬であり、古くから子供の発達の遅れに使用されていました。
しかし、子供は”腎”以外にも、”脾”や”肺”が弱いケースが多く、総合的に服用薬を考えた方が良いでしょう。そして、体質に合わせての漢方薬とともに、子供の場合は食養生も非常に大切です。一度は漢方の専門家と相談して適切なアドバイスをしてもらうと良いですね。
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