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2013年05月16日 投稿

子供にとって強い漢方薬

    

子供に強い漢方.jpgお客様とお話をしている時に、「この薬は強いですか?」と聞かれることがたびたびあります。結論から言えば一口に強い弱いと言い切れるものではないのですが、「強い薬は怖い」というイメージが皆様の中にあるという気持ちは伝わってきます。ましてや子供に服用させる薬については、漢方であろうと「強い」ものはちょっと考えてしまうのは当然かもしれません。

私自身は皆様に漢方のことを出来るだけ平易に説明したいと思っていますので、「強い弱いなんて無い」と言ってしまっては元も子もないので、今回はあえて「子供にとって強い漢方薬」を挙げてみます。
しかしながら、時と場合によっては次に挙げるお薬を必要とするお子様もいるのは事実です。その点を踏まえて読んでみて下さいね。

★葛根湯
ご存知の通り、風邪のときに使用する非常に有名な薬です。漢方的には寒邪が侵入した時にそれを追い払う作用があるとされます。
しかし、このお薬には麻黄という生薬が入っています。麻黄はとても役立つ優れた生薬ではありますが、体を活性化させ、発汗作用を持ちます。科学的にはエフェドリンという成分が入っていて、興奮、強心作用もあるとされる、比較的"強い"薬です。
子供は基本的に風邪の時は熱を出して汗をかきやすいので、葛根湯の服用でより体を消耗させてしまったり、逆に興奮しすぎとなってしまう可能性もあります。よって使用には十分注意が必要と考えます。

★冠元顆粒
こちらも有名な漢方薬で、血行をよくする作用を持ちます。
成分的に強いとされる生薬が入っているわけではなく"強い"とは言えないかもしれませんが、そもそも子供には血行不良があまり起きません。もちろん皆無ではありませんので、活血作用(血行を良くする作用)を持つ生薬の使用を否定するわけではありませんが、補うお薬との併用を考えるべきでしょう。
同じタイプのお薬としては、「桂枝茯苓丸」や「桃核承気湯」があります。

★八味地黄丸
「腎(生命力、生殖力)」の「陽」を補う代表処方であり、具体的には体が冷えて、それに伴う腰痛や尿の問題などに用います。
子供でも夜尿症に用いる医師がいるようですが、このお薬には附子という非常に強い体を温めるお薬が入っています。子供は熱体質を持っていることが多いため、この附子が入っている製剤は合わないケースが大半です。
同じく動物製剤が入っている「腎陽」を補う処方、「参馬補腎丸」や「参茸補血丸」なども、子供には"強い"と言っても良いお薬だと感じます。


その他にも、「気」の巡りを強く改善する「破気作用」を持つとされる生薬が含まれる漢方薬(水快宝など)や、胃腸系にやや重い竜骨、牡蛎などを含む漢方薬(柴胡加竜骨牡蠣湯など)も、やや注意して使う必要があると思います。

しかし漢方には組み合わせることによって副作用を軽減したり、良い作用を引き出し要らない作用を抑える、という知恵があります。「強い漢方」も時には必要であることを知り、適切に子供に用いたいものですね。

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