漢方薬膳茶.jpg毎日飲んでいるお茶を皆さん気にしていますか?食事に気を配ることも重要ですが、お茶も毎日のように身体に取り入れているものですから、出来る限り良いものを摂りたいですね。
もちろん、水分摂取の方法において、水がシンプルで一番という点も否めません。ただ、お茶となると他の効用が期待出来たり、楽しみが増えるという点ではメリットがあります。ティータイムという言葉がある通り、リラックスできる環境は非常に重要でしょう。
さて最初に申し上げておきますが、個人的にはコーヒーはあまり良い飲料と考えていません。湿気を身体に生んだり、むやみに心身を活性化させる恐れがあるためです。もちろんたまに飲む分には良いですが、1日ずっとコーヒーで水分補給、という方は注意して下さい。
またお茶に関するコラムはだいぶ前ですが掲載しています。こちらもご覧ください。
「体に合ったお茶を飲みましょう」
さて薬膳茶を考える場合に注意してほしいのは、薬膳茶と言っても基本的にはあくまで「お茶」であり、病気を積極的に治すのであれば、漢方薬を服用しましょう。その上で、さらに効果を高めたいという時だけ薬膳茶を考えるべきです。
また、当面困っている症状がある訳では無いけれど、毎日の身体のケアのために薬膳茶を楽しみたい、という形はもちろんOKです。しかしその場合も、効果を期待し過ぎないようにしましょう。あくまで補助であることを忘れないように。
それでは、薬膳茶のレシピを紹介していきましょう。
★食欲不振対策
1)プーアル茶+陳皮(ミカンの皮から作られる生薬です)
2)生姜+ナツメ+陳皮
お腹の働きを整える作用をもつ生薬を用います。
★疲労対策
1)ハトムギ+ナツメ+はちみつ
2)薬用人参+ナツメ+はちみつ
元気が出る作用を持つ、はちみつやナツメがポイントです。
★冷え対策
1)紅茶+シナモン+黒糖
2)シソの葉+生姜+黒糖
ポイントは黒糖でしょうか。温める作用を持つ生薬と一緒に用いてみましょう。
★湿気対策
1)とうもろこしのひげのお茶
2)ハトムギ+生姜
トウモロコシのひげは南蛮毛と呼ばれる立派な漢方薬で、余分な水分を排出します。
分量はお好みで調整すると良いと思いますが、楽しんで服用するためには、はちみつや黒糖の甘みを上手に使ってみましょう。
ちなみにイスクラ産業から販売されている養生茶シリーズには、生姜茶、ナツメ茶、ハトムギ茶など10種類以上があります。こちらは本格的な薬膳茶となりますので、用途は広がります。お試しになりたい方は、取り寄せになりますが販売出来ますので、お気軽にお申し付けくださいね。