タバコと漢方.jpg健康に悪いと言われているタバコ。最近は新幹線も全車両で禁煙だったり、ホテルの部屋も禁煙ルームばかりだったりと愛煙家の方には辛い環境となってきましたね。自由に吸えるところと言えば、居酒屋とパチンコ屋ぐらいではないでしょうか。ちなみに中国では喫煙者はどんどんと増えているようで(3億人とも!)、漢方の有名な先生でさえ、愛煙家がいるようです。
私もかなり前ですが5年間ほどタバコを吸っていたので、愛煙家の方の気持ちも多少わかるつもりです。ただ、タバコを吸う方の中にマナーの悪い方がいらっしゃることが、このような環境を作り出したとも言える気がします。車の車窓からポイ捨てしたり、歩きタバコや子供の目の前での喫煙などは論外ですよね。
少し話はそれましたが、タバコの健康への影響は様々な報告がなされています。15本のタバコで遺伝子の異常が一つ起こるというデータもあります。遺伝子の異常=がん、ではありませんが、その積み重ねががんを引き起こします。
最近は受動喫煙もそうですが、タバコのヤニが部屋の壁などに付いて、その酸化物質を吸い込むことによって起こる健康被害も大きいことが分かってきたそうです。
その他にもタバコの害は多数報告されており、健康に悪影響があるということは間違いないでしょう。
とは言っても、タバコを吸う方全員ががんになるわけではなく、健康でぴんぴんしている喫煙者もいるところが話をややこしくします。逆にタバコを止めたら、太って病気になった方もいるぐらい。これはなぜでしょう。
私はタバコの利点はリラックスできる点に尽きる、と感じます。ストレスは万病の元ですから、それをタバコで発散させることが出来れば、健康面ではプラスになるケースも考えられると思うのです。
タバコを吸わないでリラックスできればそれに越したことはありません。しかしながら、タバコの害を十分に理解しつつ、それでも喫煙が人生の一番の楽しみというほどであれば、止める必要もないように感じます。吸う量を少なくし、喫煙に引け目を感じずに、マナーを守って、心地よい一服を味わいましょう。
さて、それでもタバコは血流を悪くし、「肺」に負担をかけることも事実です。タバコを吸っている方は、そのためのお体のケアを漢方で行ってみてはいかがでしょうか。
まず最初ですが、ある程度の期間喫煙している方はほぼ間違いなく「お血」になります。唇が紫になる方も多いのですが、これは「お血」の証拠。「お血』を改善する「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」を1日1包でも飲みましょう。「冠元顆粒」は1包換算で150円程度。タバコ1箱の1/3程度の値段ですよ。
次に「肺」のケア。タバコによって「肺」機能が落ちることが知られていますが、その対策としては「肺」を強くする「八仙丸(はっせんがん)」や「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」がお勧めです。
これら漢方を服用すればタバコを吸っても病気にならないとはとても言えませんが、タバコで負担がかかるお体のフォローに間違いなく役立ちます。お酒を飲む人は肝臓のケアが必要ですが、タバコを吸う人も「お血」と「肺」のケアを行っていきましょう。