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2015年12月24日 投稿

後鼻漏

    

後鼻漏の漢方.jpg鼻水は鼻のあなから出てくるのが普通ですが、鼻の後ろ、すなわち喉の方に漏れてしまう状態が後鼻漏(こうびろう)です。私の印象としては困っている方がとても多い病態に思えるのですが、医学的な病名ではなく、原因は副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎とされ、後鼻漏に対しての治療法のガイドラインなどはないようです。
よって耳鼻科で症状を訴えても対応は様々で、抗生物質や抗炎症剤などの薬が出されたり、手術を勧められたりすることも多いようですが、すっきりと改善するケースはあまりないように見受けられます。

そもそも人間は毎日鼻水をせっせと作り出していて(1日1リットル以上!)、一定程度は喉の方に落ちるとされます。しかし、その量が多かったり、質が悪いと、喉につかえる感覚が生じてしまいます。このように生理現象の一つであっても不快に感じると、それは病気で治療が必要なのですが、正常と紙一重であるために対策が難しいとも言えるように思います。

後鼻漏を訴える方が実際に不快に感じる事が多い症状は、
1)喉の痛み、違和感や咳、痰
2)鼻の乾燥感や異物感、痛み
3)口臭
などになると思います。

医学的に対処が難しいとなると漢方の出番になりますが、後鼻漏は中医学で云う「痰湿」が関係し、この「痰湿」は厄介で取り除きづらいものとされます。よって、後鼻漏の治療は漢方でも簡単ではありません。
さらには「痰湿」が直接の原因としても、「痰湿」は二次的な病態とされ、それを生み出す原因体質が存在すると考えます。よって、総合的な後鼻漏対策が必要なのです。一度症状が楽になっても、またぶり返してしまうのも、根本的な解決が出来ていないためと思われます。

なお、漢方的な「痰湿」を除く処方としては、「温胆湯(うんたんとう)や「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」などが代表的ですが、もう少し発散作用を期待して「越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)」や「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」などを使うこともあるでしょう。
しかしながら、後鼻漏はストレスが関係していることが非常に多く、その場合には専門的な対処が必要となります。さらには血流の悪さが影響していることもあり、この場合には血液サラサラタイプの漢方薬が症状改善に役立ちます。

個人的には、普段の後鼻漏対策はストレス発散がもっとも大事であると考えます。また「痰湿」が溜まりにくくするために、食べ過ぎには特に注意し、コーヒーやお酒、チョコレートやビーナッツなどは控えめにした方が無難です。
そして体を適度に動かして、気持ちの良い汗をかくことも試みてはいかがでしょうか。

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