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2017年11月23日 投稿

好転反応・瞑眩反応のはなし

    

今回は病気ではありませんが、漢方の世界で良く言われる「好転反応」「瞑眩反応」について書いてみたいと思います。
「好転反応」も「瞑眩反応」とも同じような意味合いで使われることが多く、漢方薬の服用後や鍼灸の治療の後に一時的に表れる効果とは異なる(一般的には逆の)反応を指します。例えば、肩こりの治療をしたのに、逆に肩が重くなるとか、皮膚炎に対しての漢方を服用したのに、逆に炎症が悪化するケースなどです。これらは、体が良い方向に変化を起こす過程において生じる一時的な現象として捉え、「よくなる前触れ」として「好転反応」などの言葉で説明されているようです。

しかし、私が今まで15年ほど中医学を学んできて、好転反応について明確に述べられた記載を見たことがなく、講義等でも聞いた記憶がありません。私の不勉強であるかもしれませんが、少なくとも好転反応の解釈は一般的な概念であるという訳ではないと思われます。
しっかりとした弁証論治(体質判断と適切な処方)が行われていれば、悪化することなく、速やかにもしくはゆるやかであっても、症状が改善する方向に向かうことが一般的であるはずです。

とはいえ、実際には漢方薬を服用することで、予期せぬ反応が起こるケースは時々見受けられます。私が耳にした具体例を挙げて、私なりのその現象の説明を述べていきます。


★肩こりの治療をした翌日に、体が重だるくなってしまった

「気血」が足りない時に流れを改善する治療を行うと、"空回り"状態となり、不快症状が出ることがあると考えられます。マッサージや整体、鍼灸で肩こり等の治療をすると、多くの場合、症状を改善しようと無理に"回しすぎ"てしまいます。「気血」が充実している方は問題ありませんが、「虚」している方は当日は楽になっても、翌日になってダメージが表れるのです。
ちなみに、漢方薬は処方全体として補いながら流れを改善するように調整されていることが多いので問題が起きることはあまりありませんが、「虚」が強い方はまずは補うことを考えなければなりません。


★ニキビの治療をしたら、かえって悪化してしまった

デトックス、すなわち「悪いものを出している」という説明を受けるかもしれませんが、漢方の考え方としては、出す場所は便やお小水、汗であり、患部から出すわけではありません。この場合の悪化理由は、炎症反応があるのに温める漢方薬を使ってしまったというケースが多いように思います。冷え症であっても、炎症がひどい方には温めるお薬は使わないようにすることが鉄則です。


★胃腸のお薬を飲んだのに下痢をしてしまった

漢方薬を消化吸収する場所も胃腸であり、その胃腸が弱い方は胃腸に働く漢方薬でさえ受け付けないことがあります。これは飲んでみないと分からない面もあるのですが、服用量等を加減する必要があり、下痢をしたならば食後服用や減量を考えるべきです。


いずれにしても、弁証論治を適切に行い、服用量等に注意していけば、漢方薬で好転反応という現象は起きないと私は考えます。とはいえ、漢方薬で身体が反応することは大いにあり得ます。それが良い兆しであれば何ら問題ありませんので、気になるようであれば専門家に相談してみましょう。

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