漢方や体の話の最近のブログ記事

一昨日の夜に三島で開かれた、三島中医学勉強会に参加してきました。
今回のテーマはけいれん(発熱)ということで、小児の熱性けいれんだけでなく、チックやふるえなども含めて幅広く学びました。
講師の菅沼栄先生は、相変わらず絶好調で、約1時間あまりですが、ものすごい情報量の講義でした。

この分野は医学的に根本的な解決方法がなく、対症療法になってしまうため、漢方の出番も多いように思います。
もちろん命に関わる急性期は病院での治療が原則ですが、慢性的な症状の場合には漢方が役に立ちます。
簡単に改善できるというわけではありませんが、症状が和らいだ、回数が減ったというケースは多いので、お困りの方はどうぞ漢方をご検討くださいね。

東京での皮膚病専門講座

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定期的に自宅でのIP皮膚病講座を受けていますが、日曜日は年に1回の"リアル講座"。
東京まで受講しに行ってきました。
全国の先生の学びの意識は高く、北海道や九州からお越しの先生もいらっしゃいました。

今回の講座には、漢方でひどい皮膚病が良くなった2歳の女の子が特別ゲストのような形でお母さんと一緒に来られたのが印象的でした。
症例を検討することはよくあっても、なかなか実際の患者さんを目にすることは少なく、目の前で笑顔を見ると実感がわきます。
子供の皮膚病の場合には、お母さんが本当に大変だと思います。
安易な対処に頼らずに、少し時間はかかっても漢方で根本的な治療を目指したお母さんはすごいなあと感じました。

その後の講義でも、初めて聞いたリーキーガットの話など、とても参考になりました。
私も一人でも多くの方の症状が、1日でも早く良くなるように、これからも勉強に励まなければと意識した1日となりました。

自律神経の不調対策

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新しく自律神経の不調コーナーを作りました。
春は「肝」の季節であり、自律神経の不調が生じやすいとされます。
イライラ、落ち込み、動悸、冷えのぼせなど、自律神経の不調と言っても様々ですが、漢方理論に合わせて漢方薬を服用すると、調子が良くなる方が多いのです。

代表的な漢方薬が机に置いてありますが、もちろんこれ以外を使用することもあります。
「春が苦手で、いつも体調を崩す」という方は、ぜひお早めに対策を立ててみて下さいね。

自律神経の不調コーナー.JPG

JINEKO2017春号

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不妊治療の専門雑誌、JINEKOの2017年春号が届きました。

今回の表紙には「食事と睡眠のとり方を工夫すれば体が変わる!」と出ています。
不妊専門の先生が書いた記事が載っていて、参考になりますが、基本はバランスのとれた食生活と、自然のリズムに合わせたたっぷりの睡眠。
これは漢方の養生でも大きくは変わりません。
ただ食事については体質に合わせて意識してとれるといいと思われますし、睡眠は7時間、8時間と決めつけるのではなく、その方なりの質の良い睡眠が取れるといいように感じます。

また40代の不妊治療などの気になるコラムも載っています。
そして、不妊治療と関係のない「SMAPについて」とか「学校生活で一番楽しかった時代は」などのコラムも楽しいです。

JINEKOは内容がとても充実していて、何より最新の記事が満載である点でおすすめです。
無料の冊子ですので、どうぞお気軽にお持ちくださいね。

JINEKO2017春.JPG



前々回の大河ドラマ「直虎」で、赤ちゃんが出来ずに悩む女性に漢方を勧めるという場面がありました。
不妊は今でも大きな悩みですが、当時は、跡継ぎを求められる正室に大きなプレッシャーがかかり、時には命に関わる問題であったことが取り上げられ、胸が苦しくなりました。
さらに男子を求められるという、理不尽なこともあったのでしょう。

さて番組内で名前が挙げられた漢方薬としてはまず「当帰」「川きゅう」「淫羊かく」がありました。
「当帰」は「血」を増やし、「川きゅう」は「血」の流れをよくし、「淫羊かく」は身体を温め生殖力を高める作用を持ち、確かにどれも不妊に使われる生薬です。
そして、高価で手に入りにくい貴重な生薬として「麝香」の名が出てきて、話が進みます。
この「麝香」は現在では動物保護の観点から、使用が制限されています。
古くから保管されている生薬を少しずつ使用することで、今でも「麝香」が含まれる製品も存在しますが、多くはありません。
ただこの「麝香」は、開竅薬といって、気つけや動悸などによく効くお薬ですが、不妊に使われることはあまりないものです。
ストレスがかかって不妊になっている時などは「麝香」を使って、気持ちを解放させることで、効果を示すことがないとは言えませんが...
いずれにしても、当時もしっかりと体質を判断して漢方薬を処方していたはずであり、その点はドラマは忠実とは言えないですね。

とはいえ、このように大河ドラマで生薬名が出てくることは嬉しく感じます。
内容も面白いですし、これからも期待して見てみようと思っています。