2024/04/19
本日配信のよろず漢方薬局メールマガジン第28号です。一部を「秘密」で
お届けしています。ご了承ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第28号 2009/3/4)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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昨日は雪が舞い非常に寒い一日でした。暖かくなったり寒くなったり、気温
の変動が激しいと体調を崩しやすくなりますので、どうぞお気をつけ下さい。
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○第28号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★まぶたがピクピクする★
まぶたがピクピクする原因を漢方では「血(けつ)」の問題と捉えます。何
らかの要因で「血」が消耗すると、「筋脈」に必要な栄養が不足し、「肝」
の「気」が”暴動”を起こすと考えます。”暴動”は意志で止められない
“けいれん”となって表れるのです。「肝」は「目」と関連性が深いため、
まぶたの部分がぴくぴくすることになります。
同じような要因で、足がけいれんすることもあります。いわゆるこむら返り
の状態ですね。
よって原則としては「血」の不足が「まぶたぴくぴく」の犯人なのですが、
そこに至る経緯には「肝」が非常に深く関わっています。「肝」は「血」を
貯蔵する器官であるとともに、先述の「肝気」とも関係するため、「まぶた
ぴくぴく」の根本原因は、「肝」の不調であることが多いのです。ストレス
などによって「肝」を傷めてしまうと、「肝血」や「肝気」に影響を及ぼし
「まぶたピクピク」となると考えるのです。
少し難しい話になりましたが、結論としては「まぶたピクピク」を起こさな
いためには「血を体に滋養し、ストレスをためない」と言うことになります。
気になる方は覚えておいて下さい。また「まぶたぴくぴく」も立派な未病
(病気ではないが体のバランスが崩れている)状態です。漢方薬で早めに対
処できれば一番良いですね。
…次号は「夕方に微熱が出る」についてのお話です。
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[ミニ中医学知識]…”元気(げんき)”のお話
前回は、中医学で云う「気」の一つ「衛気」についてお話しました。今回は
「元気」についてです。
「元気」は普段私たちがとても良く使う言葉ですね。その語源なのかは分か
りませんが、中医学で言われる「元気」は「原気」とも呼ばれ、”根本の気”
という意味があります。
体の奥底に備わっているエネルギーの源とでも言えばいいのでしょうか。
「衛気」は体の表面上の「気」でしたが、「元気」は内面の「気」であると
いう違いがあります。この「元気」が足りないと底力が出ず、弱々しい感じ
になってしまうのです。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
秘密
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[編集後記]
先号と今号の「症漢論」は「まぶたぴくぴく」でお送りしましたが、いかが
でしたか?今後も同じような形式で説明していきますので、皆さんの中で
「この症状は何?」と思っていることがありましたら、どうぞお聞かせ下さ
い。中医学で説明することが可能である症状って意外と多いのですよ。
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