2024/04/19
本日配信しました、よろず漢方薬局メールマガジン第38号です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第38号 2009/5/13)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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ここ数日で急に蒸し暑くなってきました。夏の空気に変わってきている気が
します。養生もそろそろ夏バージョンに切り替えて実践しないといけない時
期ですね。
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
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○第38号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★おならがくさい★
おならがくさい原因は、中医学で云う”脾”の状態に関係します。”脾”は
食べ物の消化吸収を担う器官であり、その機能アップが、未消化物の発生を
抑え、ひいてはおならの回数を減らし、においを少なくさせるのです。
さらに詳しく考えていくと、においが生じる原因は”熱”と”湿”にありま
す。”熱”と”湿”が胃腸に停滞すると、食べ物が発酵したしたような状況
となり、悪臭となってしまうのです。なお、この”熱”と”湿”は以下のよ
うな理由で発生しやすくなります。
◎食べ過ぎ、飲み過ぎ
◎消化の悪いものや甘いものの摂り過ぎ
◎胃腸の機能が弱い場合
よってこれらの原因を取り除いていけば、自然とおならの臭いも気にならな
くなっていくでしょう。ただし、”熱”と”湿”が”脾”に根付いている場
合は、ちょっとやそっとじゃなかなか取り除くことが出来ません。その場合
は「茵ちん五苓散」や「温胆湯」といった漢方薬が必要となります。
また、「胃腸の機能が弱い場合」すなわち”脾”が弱い場合が一番ネックと
なります。これは”脾”の体質改善、要は胃腸を強くすることを目指すしか
方法がなく、一朝一夕には変わりません。長い目で見て漢方薬と養生で対処
していくしかないでしょう。
以上のように、おならがくさいことも体のバランスの乱れを示しています。
「おなら、くさー」で笑ってばかりではいけませんよ。何らかの対処をする
ことをお勧めします。
…次号は「口内炎が出来やすい」をお届けします。
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[ミニ中医学知識]…”風邪”のお話
今回は体に影響を及ぼす「邪気」の一つ「風邪(ふうじゃ)」についてのお
話です。
「風邪」は「風」の性質を持つ「邪気」です。「風邪」の特徴としては、
●変化が早く、移動をする
●他の邪気と協同して悪さをする
●皮膚や体の表面に症状をもたらす
などがあります。
自然界の「風」と似たような「軽く」「動きやすい」性質があるということ
ですね。
よって「風邪」に体が侵されると、普通の「カゼ」の他、「皮膚病」「症状
の変化の激しいしびれや痛み」などが生じるとされます。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
先日5月7日発売の雑誌「InRed」にて、女優の小泉今日子さんが、漢方薬の
「婦宝当帰膠」を服用しているとの記事が掲載されました。
女性必見の記事ですのでぜひご一読下さい!なお当店のHPでは現在この雑
誌のプレゼントを行っていますよ。ご応募お待ちしております。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「多のう胞性卵巣症候群と不妊」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000271.php
「 ペット(犬、猫)とてんかん」
http://yorozukanpo.com/contents/pets/item000267.php
★ブログ
「裾野景ヶ島」
「今日の富士山」
「婦宝当帰膠とキョンキョン」
「今月のよろず便り第9号」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
冒頭にも書きましたが、蒸し暑くなったとたん、体調を崩される方が増えて
います。蒸し暑い時に、冷たいお水をガブガブ飲んだり、アイスクリームを
たくさん食べると、とたんに体に”湿”が生まれ、体を重だるくします。暑
い時でもあまりに冷たい飲みものや食べ物をたくさん摂ることは控えましょ
うね。
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