2024/04/19
本日配信のよろず漢方薬局メールマガジン第41号です。メールマガジン読者への特典の部分は削除して掲載してありますので、ご容赦ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第41号 2009/6/3)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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6月となり、梅雨入りが目前となってきました。梅雨になると、体内に”湿”
が溜まりやすくなり、体が重くなったり、むくんだりといった症状が出てく
る可能性があります。キュウリやスイカ、トマトなど”水はけ”を良くする
食べ物で養生していきましょう!
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○第41号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★息を吸い込めない★
薬局で相談していると、時々「息を吸い込めない」「吸いこみづらい」と訴
える方がいらっしゃいます。普段我々は無意識に呼吸を行っていますから、
健康な方にとってはなかなか理解しにくい症状の一つですが、「吸えない」
という状態は、思いのほか苦しいものなのです。
急にこのような症状が出たり、熱を伴う場合、咳が多い時などは、肺炎など
の病気が隠れている可能性があるため、病院を受診して下さい。しかし、病
院の検査で何も問題がないと言われた時には、中医学の理論を元に対策を考
えてはいかがでしょうか。
「息を吸い込めない」という問題がある時には呼吸器系、すなわち中医学で
云う”肺”の異常を考える方が多いかと思います。もちろん「肺」の機能が
上手く働いていないこともありますが、実は意外な”臓”が関係している可
能性が高いのです。
その関係が深い臓器とは、五臓の一つ”腎”なのです。
…次号は「息を吸い込めない」体質に関して、もう少し掘り下げてご説明し
ます。
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[ミニ中医学知識]…”湿邪”のお話
今回は体に影響を及ぼす「邪気」の一つ「湿邪(しつじゃ)」についてのお
話です。
「湿邪」は”悪い水分”と考えると良いでしょう。「湿邪」の特徴として、
●重い
●粘る
●下方に落ちる
などがあります。
「湿邪」は「粘る」という性質からも分かるように、一度体内に入り込むと
なかなか取り除くことが出来ません。よって病状が固定してしまい治りにく
い厄介な「邪気」の一つです。
これからの梅雨の季節は「湿邪」が旺盛になる季節です。「湿邪」対策には
適度に汗をかくことと、体内の水はけを良くする食材を摂ることが大事とさ
れます。「毎年梅雨に体調を崩しやすい」という方は実行してみて下さいね。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「子宮内膜症と不妊の関係」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000303.php
「ペット(犬、猫)とリウマチ」
http://yorozukanpo.com/contents/pets/item000297.php
★ブログ
「冠元顆粒の勉強会」
「高校の同級生との再会」
「三島市の中医学勉強会」
「チャイナビューの植物生薬物語」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
晴れていても富士山が見えない日が増えてきました。夏が近づいてきている
証拠です。ただ雨が上がった次の日や、朝方にはまだまだ素晴らしい雄姿を
拝むことができます。
あと一か月もすれば山開き。今年も時間が取れれば富士山に登りたいと思っ
ています。
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