2024/04/19
本日配信しましたよろず漢方薬局メールマガジン第44号です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第44号 2009/6/24)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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暑くなったり寒くなったりと、不安定な天候が続いています。そんな気候の
せいか「なんとなく体調が悪い」という方が増えています。梅雨の養生をし
っかりと行い、睡眠は十分に取り、この時期を乗り切りましょう。
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
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○第44号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★味が分からない★
「味が分からない」という状態を経験したことのある方は、その辛さがわか
ると思います。まさしく”味気ない”状態では、せっかくの楽しい食事の時
間が憂鬱になってしまいますよね。
「味が分からない」という状況の場合、中医学でまず考えるのが「脾」に、
「湿」がたまっていないか、という点の見極めです。「脾」とは胃腸系統の
消化吸収機能を担う器官であり、そこに「湿=余分な水分」が溜まってしま
うと、舌に”覆い”が出来たような形となり、味覚が無くなると考えるので
す。
このような状態は、専門用語で「寒湿困脾」「湿困脾胃」などと呼ばれます。
読んで字のごとく、”「湿」が胃腸を困らせている状態”ですね。胃腸は
“湿”を嫌う臓器であり、その停滞は様々な症状を引き起こしてしまうので
す。
よって「味が分からなく」なって「湿」の停滞が疑われるような場合は、
「湿」を取り除き「脾」すなわち胃腸機能を回復させる漢方薬を使います。
具体的には「星火健脾散(せいかけんぴさん)」や「半夏瀉心湯(はんげし
ゃしんとう)」などが合う場合が多いでしょう。
また「味が分からなくなる」前の予防法として漢方を使うことも出来ますが、
まずは「湿」を溜めないようにする養生を行うことが大切です。例えば、適
度に汗をかき、水分代謝を良くする食べ物(キュウリなどウリ科の植物)を
多く摂るようにします。また、お刺身などの生もの、アイスクリームなどの
冷たいものは控えるようにします。これらは体に”湿”が溜まりやすい方全
般の養生法ともなるのです。
…次号は「イライラする」症状についてです。
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[ミニ中医学知識]…”薬性”のお話-1
少し難しいお話ですが、今回は生薬(薬草)の性質を表す言葉である「薬性」
についてです。
「薬性」とは、その生薬が体を温めるのか、冷やすのかを定義したものです。
細かく言えば、薬性には
「寒性」「涼性」「平性」「温性」「熱性」
とあり、右に行くほど体を温める力が強くなります。「平性」はもちろん中
間であり、体を温めもせず、冷やしもしない性質です。
漢方薬を使う場合に、この「薬性」の概念を考慮することは非常に重要であ
り、その効果を左右します。簡単に言えば、体が冷えている人には「温性」
や「熱性」のお薬を使うべきであり、それを間違えると症状が悪化してしま
う場合もあるのです。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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が、手に入れることが出来て、当店でお買い物がある方はどうぞご利用下さい。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「黄体機能不全による不妊と漢方」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000329.php
「ペット(犬、猫)の肝炎」
http://yorozukanpo.com/contents/pets/item000323.php
★ブログ
「おかえりなさーい!」
「最近の富士山」
「臓器移植法」
「看護師のお客様」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
伊達公子選手がウィンブルドンに出場して、善戦しました。引退してから12
年も経って復帰して、38歳で世界最高の舞台に立つなんて本当に信じられま
せん。
技術的な部分の素晴らしさはもちろんですが、その「気力」がすごい。スポ
ーツは精神的なものが非常に重要と思いますが、伊達選手はその面が言葉に
表せないほど”強い”のだと改めて実感しました。
なお次号のメールマガジンは6/30(火)に発行の予定です。
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