2024/04/19
本日配信しました、よろず漢方薬局メールマガジン第51号です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第51号 2009/8/12)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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ようやく夏らしくなってきたと思ったら、もうお盆です。これから残暑が厳
しくなるのかもしれませんが、あっという間に虫の音が聞こえてきそうな雰
囲気もします。ただ暑さに弱い体質の方には良い夏となりましたね。
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
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○第51号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★便秘と下痢が交互にあらわれる★
お通じは健康のバロメーターであることは有名です。中医学でもお通じの状
態は体質を推し測る上で重要視されます。1日1回から3回、バナナ状の便が
すっきりと出れば問題ありませんが、なかなか簡単ではありません。
特に厄介なのが便秘と下痢が交互に現れるパターンです。便秘で何週間も苦
しい思いをしたら、今度は毎日下してしまって辛い、というサイクルを繰り
返す方がいらっしゃいます。便秘であっても下痢になってしまうのが心配で
下剤を使いにくいですし、下痢の時も下痢止めのお薬を使ってひどい便秘に
なってしまうことを考えてしまいます。普通に考えてもなかなか対処が難し
い状態ですよね。
もちろん中医学でもこのようなサイクルを繰り返す方の胃腸は決して良い状
態とは考えません。もちろん基本的に”脾=胃腸”の疾患と捉えることは当
たり前です。しかし、ここに”肝”の問題を併せて考えるのが中医学流なの
です。
…次号は「便秘と下痢が交互にあらわれる」症状についてさらに詳しく説明
をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”鹹味”のお話
今回は生薬の「薬味」の一つ、「鹹味」の特徴についてお話します。
「鹹味」は、五味の中でもっとも聞き慣れない言葉ですが、塩からい味を指
す言葉です。
「鹹味」には軟堅(なんけん)の作用があるとされます。軟堅とは「しこり
を柔らかくほぐす」というような意味合いです。
「牡蛎(ぼれい)」というカキの貝殻で作られた生薬には、この軟堅作用が
あるとされ、リンパ節腫などに用いることがあります。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
先週のメルマガ第50号発行記念のサービスには多数の方にご参加いただきま
してありがとうございました。来月のオープン1周年記念の際にも同様のサ
ービスを行う予定ですのでお見逃しなく!
なおよろず漢方薬局は、8月14日(金)から8月18日(火)まで夏季休暇のた
めお休みとさせて頂きます。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解解頂
きますよう、よろしくお願いいたします。
なお次回メルマガは通常通り、8月19日(水)に発行予定ですが、HPのコラム
更新は8月15日(土)および8月18日(火)はお休みとなります。ご了承くだ
さい。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「スイカを食べてクーラーいらず」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000385.php
「夜驚症と漢方」
http://yorozukanpo.com/contents/kodomo/item000379.php
★ブログ
「地震!」
「立秋が過ぎ…」
「素敵な奥さん9月号 赤ちゃんを望む方の施設ガイドに掲載」
「よろずだより第12号発行しました」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
夏の甲子園が始まりました。地元静岡の常葉橘が初戦を突破し、嬉しい限り
です。私は高校球児のひたむきな姿が大好きで、部活動に熱中した学生の頃
の自分を思い出します。
また夏の甲子園中継でよく流れる「栄冠は君に輝く」や「君よ8月に暑くなれ」
のメロディーも大好きです。
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