2024/04/19
本日配信しました、よろず漢方薬局メールマガジン第58号です。よろしければ
ご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第58号 2009/9/30)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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静岡は昨日から久しぶりに雨模様です。季節の変わり目の雨は体調を崩しや
すいので、どうぞご注意くださいね。
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
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○第58号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★目の下のクマ★
目の下のクマを中医学で考える時に、まず考えなければいけないのが「お血」
の体質です。「お血」とは血行が悪い状態のことを言います。
この「お血」体質が目の下のクマを引き起こす直接的な原因と言えるでしょ
う。目の下の粘膜は薄いため、毛細血管の血液の流れが悪くなると、その状
態を反映し皮膚が暗くなった感じに見えるのです。
ただ、この「お血」は二次的産物と中医学では考えます。すなわち何らかの
根本原因が「お血」を作り出しているとされるのです。よって、その「根本
原因」を取り除かなければ、「お血」だけ見ていても解決につながりません。
その根本原因としては「気虚(ききょ)」「血虚(けっきょ)」「気滞(き
たい)」など様々考えられ、人それぞれ違います。よって、根本解決に使う
漢方薬も異なるのです。
ちなみに、睡眠不足で起こる目の下のクマは「気虚」すなわちパワー不足が
原因となっていることが多いでしょう。
まずは「お血」を改善するために「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などの
血行を良くするお薬を服用し、さらに根本原因解決のための漢方を併用でき
れば、体全体の体質改善につながっていきます。
…次号は「残尿感がある」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”葛根(かっこん)”のお話
今回は生薬”葛根(かっこん)”のお話です。葛根湯として有名な”葛根”
は、その名の通り、クズの根を利用した生薬です。
“葛根”自体はやや”熱”を冷ますお薬とされますが、麻黄や桂枝などの
寒気を取り除く作用を持つ生薬と併用することにより、温める作用を持つ
“葛根湯”となります。
なお、くず湯はくずデンプンに砂糖を加えて溶かしたもので、風邪の初期に
使用されています。これは”葛根”の発散作用、すなわち風邪(ふうじゃ)
を追い出す力を期待したものと思われます。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
今月初めから行いました1周年記念イベントはいかがでしたでしょうか。
割引やポイントサービスも非常に多くの方にご利用頂き、私もうれしく思い
ます。
今後も不定期にサービスを行っていきますので、どうぞこれからもメルマガ
のチェックをお忘れなく。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「インフルエンザなんて怖くない」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000429.php
「目の病気を繰り返す子供に」
http://yorozukanpo.com/contents/kodomo/item000425.php
★ブログ
「がんに関する勉強会–名古屋にて」
「てまねきパンダ」
「夕暮れの富士山」
「1周年のお祝い」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
新型インフルエンザの流行がじわじわと進んでいるようです。季節性インフ
ルエンザより症状は軽いような気もしますので、普通の風邪に対する感覚で
大丈夫とは思いますが、用心にこしたことはありません。板藍茶をはじめ、
漢方薬を活用してぜひ予防、症状の軽減に努めて下さいね。
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