2024/04/16
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第60号」です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第60号 2009/10/14)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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富士山の初冠雪も観測され、冬が近づいています。体も冬に向けての備えを
進める時期になってきました。睡眠不足とならないように気を付けること、
食事は栄養たっぷりのものを摂ることなどに気を付けて過ごしていきましょ
う。
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○第60号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★残尿感がある★
残尿感は原則として”膀胱湿熱”が原因であると考えるのが中医学の理論で
す。膀胱に余分な”湿(余計な水分)”と”熱”がこもってしまっている状
態です。
やや難しくなりますが、膀胱には”固摂機能(水道のコックのような機能)”
があり、その機能が”湿熱”によってマヒしてしまうと考えます。よってこ
の”湿熱”を除去するためのお薬として「瀉火利湿顆粒(しゃりしつかりゅ
う)」や「猪苓湯(ちょれいとう)」などを服用します。
また「腎」機能の失調によって残尿感が起こる場合があります。「腎」は
“老化”と関係する器官ですが、その「腎」が弱るとやはり”固摂機能”に
影響を与え、残尿感が引き起こされます。
「腎」の失調が原因の場合は、加齢や過労が深く関係しており、頻尿や腰痛
冷えなどを伴うケースが大半です。
…次号は「目がかすむ」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”大黄(だいおう)”のお話
今回は生薬”大黄(だいおう)”のお話です。植物の根を用いますが、その
名の通り切断面が鮮やかな黄色であり、染料にも使われているそうです。
“漢方薬の大王”という意味ではないようですね。
しかし”大黄”は漢方薬の”将軍”と呼ばれています。なぜかといえば非常
に強く速やかにお腹を攻撃して便を促す、という性質を持つからです。いわ
ゆる”攻撃力”が強いため、それに対抗できる強い体質を持った人に使用す
ることが原則となります。
とはいえ実際には他の生薬と一緒に配合されて、その欠点はある程度補われ
ますので、便秘の時のお薬として多用されます。配合されている主な処方と
しては、「麻子仁丸(ましにんがん)」「桃核承気湯(とうかくじょうきと
う)」などがあります。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
本日より「板藍茶サンプルセット」をお配りしております。インフルエンザ
の感染が拡大している今、ぜひお手元にご用意して頂きたい商品です。今回
は特別にマスクもセットにしています。
ぜひご来店の際にはお持ちください。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「ペット(犬・猫)の口臭」
http://yorozukanpo.com/contents/pets/item000439.php
「無排卵の対処法」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000443.php
★ブログ
「伊豆縦貫道」
「ご命日」
「運動会」
「昨日の富士山」
「台風通過」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
早いもので10月も半ばとなりました。来年のカレンダーや手帳がそろそろ店
頭でも見受けられるようになり、年の瀬が近づいていることを感じさせます。
おせちの予約販売も始まったというニュースもやっていましたが、最近はお
正月の準備が非常に早いような印象を受けます。これも現代の日本人の生活
が忙しく慌ただしいことを表している証拠ではないでしょうか。
ちなみに去年好評であった当店のカレンダーは11月1日頃に入荷の予定です。
お楽しみにお待ちください。
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