笑顔が一番-よろず漢方薬局のきままなブログ

静岡県裾野市(三島市、長泉町、御殿場)よろず漢方薬局から様々な話題をお届けします

よろず漢方薬局メールマガジン第64号

time 2009/11/11

本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第64号」です。よろしければご覧下さい。

 

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   よろず漢方薬局メールマガジン(第64 2009/11/11)

    =症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=    

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インフルエンザに漢方薬が良いというテレビや雑誌での紹介が増えてきてい

るようです。薬事法の関係でなかなか「効く」とは言い切れず、まだまだ対

処法として漢方が活用されている状態ではありませんが、少しでも関心を持

つ方が増えてくれれば良いのかな、と考えています。

 

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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。

プレゼントコーナーもあります!

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○第64号目次

 

[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]

 

[ミニ中医学知識]

 

[よろず漢方薬局からのお知らせ]

 

[よろず漢方HP更新情報]

 

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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]

 

★手が黄色い★

 

手や顔など、肌が黄色い状態を中医学では”萎黄(いおう)”と呼びます。

立派な”病名”とも言え、その原因は基本的には「気」や「血」といった体

を構成する成分の不足と考えます。なぜ「気」や「血」が不足すると皮膚が

黄色になるのか、私個人としては、「気」の推動作用(物質を運ぶ作用)が

衰え、老廃物がたまるため、と認識しています。

 

また、もう一つのポイントは「黄色」という色であり、これは中医学の五行

学説で「脾」に属す色となります。よって皮膚がこの色を呈しているケース

は「脾」病であると考えられます。そのとおりに手が黄色い状態であれば、

まず「脾」すなわち胃腸機能の衰えを考慮し、その機能回復を目的として漢

方薬を選択するケースが多いでしょう。

なお、もとはといえば、この「脾」の消化吸収の衰えが先に起こった現象で

あり、そのために「気血」の不足が生じ、その結果として手が黄色くなると

いう順番になります。

 

具体的には、「六君子湯(りっくんしとう)」などの一般的な「脾虚」の薬

を用いて体質改善を図っていきますが、胃腸機能改善の薬は様々な種類があ

るため、適切に選択することが重要となります。

 

手が黄色い状態は胃腸を治す、というところが実はポイントなのです。この

点を忘れずに、お腹への負担を減らす生活を心がけ、透き通ったような色の

手を目指していきましょう。

 

 

…次号は「しゃっくりが良く出る」症状について説明をいたします。

 

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[ミニ中医学知識]…”牡丹皮(ぼたんぴ)”のお話

 

今回は生薬”牡丹皮(ぼたんぴ)”のお話です。牡丹の花は有名でも、その

根の皮を薬草として使うことはあまり知られていないように思います。

 

しかし”牡丹皮”は様々な用途で使われる優れた生薬の一つです。活血と呼

ばれる血行促進作用のほか、清熱作用(熱を冷ます作用)も持っています。

 

婦人科の薬に含まれていることが多く、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

や温経湯(うんけいとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)の構成成分

となっています。

 

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[よろず漢方薬局よりお知らせ]

 

●来年のカレンダープレゼント中●

 

毎年好評の漢方カレンダーをご希望の方に差し上げています。パンダのかわ

いい写真と一緒に、薬膳料理のレシピや漢方の知識も掲載されています。

 

数に限りがありますので、早めにお持ちくださいね。

 

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[よろず漢方HP更新情報]

 

★コラム

「お風呂の効能」

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「子供の尿路感染症・膀胱炎」

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★ブログ

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2010年カレンダー」

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[編集後記]

 

今年は秋の花粉症が多かったように感じました。テレビや雑誌での報道はも

ちろん、データとしても見たことがありませんが、春のスギ花粉だけでなく、

イネやブタクサなどに反応する方が増えてきているのかもしれません。

 

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