2024/04/19
本日発行のよろず漢方薬局メールマガジン第72号です。よろしければご覧く
ださい。なおメルマガ読者特典の部分に関しては伏せて載せています。
ご了承ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第72号 2010/1/6)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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メルマガをお読み頂いている皆様、少し遅くなりましたが、明けましておめ
でとうございます。今年もよろず漢方薬局メールマガジンは、分かりやすく
かつ、生活に役立つ情報を発信して参りますので、どうぞよろしくお願い致
します。
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○第72号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★鼻血が出やすい★
鼻血を中医学的にみた場合、どこかに”熱”が存在すると考えるのが一般的
です。”血熱”という呼び方をするのですが、過剰な”熱”の存在が”血”
の統率を乱し、出血に至ってしまうと考えます。
特に体の上部には過剰な”熱”がたまりやすいのです。温かいものは上に、
冷たいものは下に行きやすい性質を持つためです。よって、体のバランスの
崩れによっていわゆる「冷えのぼせ」の状態となり、上半身は”熱”、下半
身は”寒”という状況になります。
鼻血が出やすい方で、のぼせやほてり、めまい、イライラ、下半身の冷えを
伴う方は、まさにこの状態である可能性が高いでしょう。このような時には
上部にある”熱”を下方に巡らすための工夫をしなければなりません。「加
味逍遥散」や「女神散」と言ったお薬の服用で、鼻血が少しずつ収まってく
ると思います。
一方で”熱”が著しく強い場合には「黄連解毒湯」などの冷やすお薬を使用
する場合もあります。どちらかと言えば子供の鼻血はこのタイプに当てはま
るケースが多いでしょう。
…次号は「歯ぎしりが気になる」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”桃仁”のお話
今回は生薬”桃仁(とうにん)”のお話です。「仁」と付くお薬は種子を使
っており、”桃仁”はその名のとおり、桃の種が起源です。
“桃仁”には血行を良くする作用があり、また便の通りを良くする作用を併
せ持ちます。よって血液の巡りが悪く、なおかつ便秘の方に使われる生薬で
す。
“桃仁”が入っている代表的な処方は「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」
であり、生理痛や月経不順、便秘などに使用されます。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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[よろず漢方HP更新情報]
★ブログ
「あけましておめでとうございます」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
今年のお正月は静岡では快晴の日が続き、良い天気でした。しかし日本海側
は大雪で大変だったようですね。ただその方が冬らしくて良いように思いま
す。お正月に冬型が強まるとその年は農作物が豊作となるという言い伝えも
あるそうですよ。
では今年も毎週水曜日の発行「よろず漢方薬局メールマガジン」をよろしく
お願い致します。
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