2024/03/23
本日配信されました、よろず漢方薬局メールマガジン第82号です。よろしければご覧ください。なお一部「メルマガ読者限定企画」の部分は変更しております。ご了承ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第82号 2010/3/17)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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春は”目”と関連が深い季節です。日頃から目を使い過ぎている方は、この
時期に目の疲れが悪化するケースが多くなりがちです。また花粉症による目
の痒みも起こりやすい季節です。香菊花、杞菊地黄丸など、飲む目薬と呼ば
れている漢方薬を活用しましょう。
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○第82号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★人の話を聞けない★
「人の話を聞けない」という方は、中医学的にみると「血虚」という体質が
潜んでいる可能性が高いでしょう。人の話を聞くためには、心も体も落ち着
いている必要があるのですが、この「血」が不足していると、どちらもグラ
グラしてしまいます。そのために途中で一杯一杯になってしまい、気が他の
ことにそれたり、言葉を理解して消化することが難しくなってしまいます。
よって結果として他人から見れば「話を聞いていない」と取られてしまうこ
とになるのです。
よって対策としては「血」を補い、脳を中心として体全体に「血」を十分に
満たすことが必要となります。そうすれば、話をしっかりと聞くことが出来
るようになり、また理解力も増してくると考えられます。
しかし「血」不足の根本原因が胃腸の弱さであったり、他の要因が絡んでい
たりと、複雑なケースも多々あります。「人の話を聞けない」ということで
お悩みの方は、漢方の専門家に一度ゆっくりと相談をしてみるといいでしょ
う。意外にすっきりと解決するかもしれませんよ。
…次号は「舌にコケがつく」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”鹿茸(ろくじょう)”のお話
今回は生薬”鹿茸(ろくじょう)”のお話です。”鹿茸”は、漢字の通り、
鹿の角が原料です。もちろん、どんな種類の鹿でも良い訳ではなく、マンシ
ュウジカの角が良く使われているようです。
昔から動物を起源とする漢方薬は多いのですが、貴重な生物であったりする
と採取が難しく、今では手に入らない種類も多くなっています。しかし鹿茸
は切ってもまた生えてくるため、比較的安定的に供給されているようです。
さて”鹿茸”ですが、中学的には「補陽」の力があるとされます。「陽」を
体に補給するので、体が温まり力が出ます。どちらかといえば、体の奥底の
「陽」を高めるので、生殖力や生命力が落ちているような時に用います。
“鹿茸”を含有している代表処方には「参茸補血丸」や「海馬補腎丸」があ
ります。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「風注意!」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000581.php
★ブログ
「裾野市運動公園テニスコートからの富士山」
「静岡中医薬研究会で不妊の勉強」
「太田薬局の山本夫妻」
「真っ白な富士山」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
今週の日曜日に春の甲子園が開幕します。私だけかもしれませんが、甲子園
が始まると「春が来たなあ」という印象を強く受けます。
今年の大会には静岡県のチームが出ていないので、ちょっと残念ですが、ど
こかお気に入りのチームを見つけて応援したいと思っています。
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