2024/04/16
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第84号」です。よろしければご覧ください。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
よろず漢方薬局メールマガジン(第84号 2010/3/31)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
季節外れの雪もありましたが、桜も咲き、”春たけなわ”です。中医学で春
は植物と触れ合うと良い季節とされています。よってお花見は体にも良い養
生になるように思います。桜の花びらや木々に触れて、楽しく春を満喫しま
しょう。
==================================
より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
よろず漢方薬局HPはこちら↓
==================================
○第84号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
——————————————————————–
[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★舌にコケがつく★
中医学における「舌診(ぜっしん)」では、舌の状態に依り様々な体質判断
を行います。その中で”コケ”が厚く付いた状態は基本的に”湿”が溜まっ
た状態と捉えます。”湿”とは不要な水分のことであり、これが”コケ”を
生みだすと考えるのです。
よって不要な水分が体から無くなれば、”コケ”も少なくなっていきます。
“湿”が生じる原因は様々ですが、食べ過ぎか胃腸の消化不良が原因である
ことが大半です。よってお腹を労わって食事をすることが何よりの解消法と
なります。冷たいもの、脂っこいものは避け、消化の良い食材を摂るように
しましょう。
なお”湿”がある場合に、水分摂取を控えめにするべきかといえば、そうと
は限りません。胃腸が水分を処理しきれないことが問題なため、必要な量は
きちんと摂るべきです。しかし冷たいジュースやビールを大量に飲むことは
さらに”湿”を生む原因となりますので、出来る限り控えましょう。
このような養生を行ってもコケが取れない方は体質が関係していると思われ
ます。「瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)」や「温胆湯(うんたんと
う)」などの”湿”を取り除く漢方薬を上手く活用すると、”コケ”が減る
ばかりか健康な体作りにも役立つと思いますよ。
…次号は「悪夢を見る」症状について説明をいたします。
——————————————————————–
[ミニ中医学知識]…”ゴウカイ”のお話
今回は生薬”ゴウカイ”のお話です。”ゴウカイ”は、オオヤモリのこと。
ヤモリと聞くとぞっとするかもしれませんが、漢方薬に使われることの多い
生薬の一つです。
“ゴウカイ”は体に栄養をつけて温める作用を持ちます。特に”肺”と”腎”
に良いとされ、高齢の方の咳など主に肺疾患に使われる要薬です。
ちなみに”ゴウカイ”のような動物性の生薬は大体において温性であり、体
を温めます。また、基本的に植物性の生薬より力は強いとされます。
“ゴウカイ”の使用されている漢方薬としては「海馬補腎丸(かいばほじん
がん)」などがあります。
——————————————————————–
[よろず漢方薬局よりお知らせ]
当店では「イスクラ枸杞ジュース」の試飲を行っています。
春は目を傷めやすい季節とされ、目をケアする効果を持つ枸杞が非常に合う
季節でもあります。
枸杞ジュースは濃厚ですが、甘くて飲みやすいので、お子様にも好評ですし、
贈答品にも使えるように思います。
ぜひお気軽に試飲をお申し付けくださいね。
——————————————————————-
[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「耳鳴りと漢方」
http://yorozukanpo.com/contents/yamai/item000593.php
★ブログ
「雪の白樺湖」
「静岡は桜が満開」
「厚木ぼうさいの丘公園」
「三島中医学勉強会で「水」の講義」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
——————————————————————–
[編集後記]
先日の土曜日の静岡新聞にお店の案内が掲載されました。なかなか治らない
病気で困っている方などに漢方は非常に有用なケースが多々あります。しか
しそのことを知らない方も多いのが現状です。
皆さんの近くに困っている方がいたら「漢方と言う選択肢もあるよ」という
アドバイスをぜひしてあげて下さいね。
==================================