2024/04/16
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第92号」です。よろしければご覧ください。なお「メルマガ限定企画」に関する記事は伏せてお届けしております。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第92号 2010/5/26)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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夏のような暑い天気があったと思えば、大雨や強風が吹いたりと、気候が不
安定な気がします。とはいえ、天気に文句を言ってもしょうがありません。
考え過ぎずに、雨でも晴れでも何か楽しみをみつけて、前向きにお過ごしく
ださいね。
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○第92号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★雨の日に体調が悪化する★
雨の日に体調が悪化する方は体内に”湿”すなわち余分な水分があり、悪さ
をしているケースが大半です。この”湿”が固まって、さらに悪い状態にな
ると”痰”と呼ばれるようになり、さらに様々な症状を引き起こします。
“痰湿”が体内にある状態で、大気中の水分が増えて湿気が増すと、体の中
の”痰湿”が外に排出しにくくなるとともに、さらに体内に進入してきます。
その”痰湿”は重く、冷たく、ドロッとしているという性質があります。よ
ってお腹に入れば下痢になり、皮膚に出れば水疱になり、頭に入れば頭が重
たくなり、関節にたまれば関節炎や腰痛などを引き起こすのです。
そこで対策としては”痰湿”を体内から取り除くための漢方薬である「勝湿
顆粒(しょうしつかりゅう)」「瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)」
などが有効となります。
とはいえ”痰湿”体質以外にも、雨の日に症状を起こす原因としては「衛気」
という体の適応力の欠如が関係しているケースなども考えられます。
専門家にしっかりとした体質判断をしてもらい、もっとも合った漢方薬を服
用することにより、天気に左右されない体作りを行いましょう。
…次号は「残便感がある」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”牡蛎”のお話
今回は生薬”牡蛎(ぼれい)”のお話です。”牡蛎”は「カキ」と読みます
よね。普段私たちが食するのは貝の身の方ですが、生薬として用いるのは、
貝殻なのです。貝の殻にも効果があるとはにわかに信じられませんが、立派
な生薬の一つです。
“牡蛎”は前回の”竜骨”と同様、「安神作用」があるとされます。「安神」
とは、「安心をもたらすこと」であり、不安感や不眠などの症状に用います。
“牡蛎”が含まれる代表処方は、やはり「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅ
うこつぼれいとう)」となります。”竜骨”と”牡蛎”はセットで用いられ
ることが多い生薬なのです。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「不妊と不正出血の関係」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000641.php
★ブログ
「チャイナビュー138号」
「人工生物」
「折り紙」
「コストコ」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
口蹄疫の感染が広がり、心配ですね。以前勤務していた動物用ワクチンを製
造している会社では牛を飼っていて、口蹄疫は怖いウイルス病であるという
話を聞いたことがありました。効果のあるワクチン開発が難しいウイルスと
の記憶がありますが、このような事態を繰り返さないためにも対策を考える
べきと思います。
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