2024/03/23
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第98号」です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第98号 2010/7/7)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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今日は七夕ですね。毎年のことながら今日も曇り空で、星空を眺めることは
出来そうもありませんが、願い事を胸に秘めて手を合わせれば十分ですよね。
心を静めて祈ることが大事。きっと想いは通じると思います。
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プレゼントコーナーもあります!
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○第98号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★性欲の減退★
性欲の減退を中医学で考える場合に、突如起こった症状か、慢性的に段々と
減退していったかを区別する必要があります。突如起こった場合には、「気
滞」が絡んでいるケースが多いでしょう。いわゆるストレスが原因になって
いる状態です。持続的にストレスを体に受けていると、限界に達した時に急
に症状が発生する場合もあります。
一方、慢性的な性欲減退のケースでは、「腎虚」を考慮しなければなりませ
ん。「腎」とは生命力や生殖力と関係がある”臓”です。この「腎」は年齢
と共に弱っていくのですが、その減衰のペースが早いと、いわゆる”老化”
が進むこととなり、性欲の減退につながります。
「気滞」「腎虚」のどちらがあっても、赤ちゃんを授かる確率に影響を及ぼ
しますが、特に「腎虚」に関しては重要な関係がありますので、漢方薬での
対策を考えましょう。
普段我々は性欲が落ちても、食欲が落ちた時ほど重要視しませんが、体のバ
ランスの崩れであることに変わりはありません。中医学的にどこが悪いのか
をしっかりと見極めて、対策を取れると良いですね。
…次号は「頭が重い」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”半夏”のお話
今回は生薬”半夏(はんげ)”のお話です。”半夏”はカラスビシャクと呼
ばれ、田畑にも生えているので、ご存じの方もいらっしゃると思います。
二十四節季の一つの”半夏生”にも名前が入っていますね。
“半夏”は「温化熱痰薬(うんかかたんやく)」と呼ばれます。温めること
によって冷えた痰を取り除く作用です。単純に痰を抑える時にも使用されま
すが、胃腸系の余分な水分を取り除くことが出来るので下痢や吐き気などに
主に使われます。
“半夏”が含まれている処方は多種ありますが、「半夏厚朴湯(はんげこう
ぼくとう)」が最も有名でしょう。喉が詰まったような感覚がある時や”つ
わり”の時に使用されています。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
当店では、毎月5日、「よろずだより」を発行しています。メルマガやHP上
には載せていない情報や、知識も書いていますので、お店にお越しの際は、
ぜひ手にとってみて下さいね!
プレゼントコーナーもあり、実は非常に豪華なプレゼントも差し上げてい
るのですよ!
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「不妊とAMH/卵巣の若返り」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000677.php
★ブログ
「横澤隆子先生の講演会」
「おっきい婦宝当帰膠」
「富士山山開き」
「裾野で献血」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
富士登山のシーズンが始まりました。静岡県側の富士宮口や須走口から山頂
へのルートは積雪のため閉鎖されていましたが、明後日にも解除されるそう
です(御殿場口は閉鎖継続)。2年連続で登っている私は、今年は小学生と
一緒に登る予定です!
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