2024/03/23
本日発行しました「よろず漢方薬局メールマガジン第134号」です。
よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第134号 2011/3/23)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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3月11日を境に、私たちの生活は一変しました。引き続き起こっている余震、
計画停電、スーパーの品不足…とはいえ、少しずつかもしれませんが状況は
改善しているように感じます。静岡では桜が開花しました。私たちは大きな
自然の中のごく一部。考え過ぎてもしょうがない面もあります。前向きにい
きましょうね!
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
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○第134号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★痰が多い★
中医学には「痰湿」という言葉があり、これは一般的に我々が使っている
「痰」という言葉よりもう少し広い意味を持ちます。「痰湿」は体の中に生
じた水分が固まった状態を指し、むくみや頭痛、不眠などとも関係する要素
と考えます。
ただし、今回のテーマの「痰が多い」状態は「痰湿」に他なりません。「痰
湿」体質の改善で、痰の量は減少し、上記の症状がある方は同時に改善の傾
向が見られるでしょう。
具体的には「温胆湯(うんたんとう)」や「二陳湯(にちんとう)」などが
基本処方となり、これらの漢方薬を根気強く服用していくことが大切となり
ます。その他、冷たいものや生もの、油の多い食事の摂取を控えめにするこ
とも大切でしょう。またタバコももちろん止めたいですね。
しかし「痰湿」は体から取り去ることが難しいと定義されています。少しず
つしか除去できませんから、長い目で見て取り組むことが必要です。
とはいえ生活習慣病とも関わりが深い「痰湿」体質の改善は健康維持のため
に非常に重要です。ぜひ積極的に改善を試みて下さいね!
…次号は「全身が痛む」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”補中益気湯(ほちゅうえっきとう)”のお話
「補中益気湯」は、「補気」の代表処方の一つです。「六君子湯」に含まれ
ていない「黄耆(おうぎ)」と補血薬の「当帰」が入ることに依り、「虚」
状態を様々な視点から改善します。
また柴胡と升麻という”持ち上げる”作用を持つ生薬が含まれている点も重
要で、”気”を生みだすだけでなく、回す作用も期待出来ます。
基本的には胃腸の状態を改善して”気”を増す処方ですが、一般的な疲労の
際に活用できます。また”上げる”性質を利用して、胃下垂などの内臓下垂
にも応用されます。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
●婦宝当帰膠キャンペーンまもなく終了●
11月から行っております「婦宝当帰膠キャンペーン」は3月31日をもちまし
て終了となります。シールがあと少しでたまるという方はお急ぎ下さいね。
なお、交換につきましてはいつでも可能です。
●計画停電について●
今週の計画停電の予定をお知らせ致します。計画停電実施中も営業を致しま
すが、分包が出来なくなる他、様々なご迷惑をおかけすることをお詫び申し
上げます(電話は通じます)。
なお今後計画停電の地域が細分化されるとの話も出ております。情報が入り
次第、ブログにはアップしますが、詳しくお知りになりたい方はお気軽に電
話等でお問い合わせください。
24日(木);通常営業の予定(需要が逼迫した場合14時頃から3時間停電)
25日(金);18時20分から停電予定
26日(土);15時20分から19時まで停電予定
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「犬の膝蓋骨脱臼」
http://yorozukanpo.com/contents/pets/item000892.php
★ブログ
「3/22(火)と3/23(水)の営業について」
「本日(3/19)と22日火曜日の営業について」
「本日(3/18)と明日(3/19)の営業について」
「明日(3/18)金曜日の営業について」
「卒園式」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
今回の地震の後に体調を崩す方が増えているようです。大きな自然の変動が
あった訳ですから、自然の一部である我々も影響を受けないはずがありませ
ん。
特に体質が弱い方は感受性が高いため、十分にお気をつけ下さいね。そして
このような時こそ、漢方薬をフル活用して下さい。
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