2024/03/23
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第142号」です。
よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第142号 2011/5/18)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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先週は蒸し暑く感じる夜がありましたが、皆様はいかがでしたか?特に子供
は暑いと寝付きが悪くなったり、睡眠が不安定になりますので、着るものや
掛けるもの、換気などに気を配ると良いですね。また子供は基本的に暑がり
であることを忘れずに。
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
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○第142号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★風邪を引きやすい★
風邪は中医学で云う「邪気」が体に侵入することによって引き起こされます。
なぜ風邪を引きやすいかというと、この「邪気」の侵入を食い止める「正気」
が体に不足しているからと考えるのです。
そして、この「正気」の中でも「衛気」と呼ばれる、体の防御力ともバリア
力とも言いかえることが出来る成分が「邪気」の侵入防止に主要な役割を担
っているとされます。
すなわち、この「衛気」を増やすことが風邪予防につながるのです。
よって、「衛気」を増やすための漢方薬である「衛益顆粒(えいえきかりゅ
う)」が主に風邪予防に使われます。さらにはウイルスを退治する働きがあ
るとされる「板藍茶(ばんらんちゃ)」が活躍するケースもあるでしょう。
風邪は万病のもとと言われます。確かに「衛気」不足は「邪気」の侵入を容
易にしますので、様々な病気の原因に成りえます。風邪ぐらいと侮らず、対
策を立てていくと良いですね。
…次号は「声が小さい」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”麦味地黄丸(ばくみじおうがん)”のお話
滋陰の基本処方である「六味丸」に麦門冬と五味子をプラスした処方です。
この2種類の生薬が加わることに依り、「肺」の「陰」を補う力が増します。
当店では「八仙丸(はっせんがん)」という名前の商品で販売されています。
簡単にいえば呼吸器系の乾燥が原因の症状に用いられます。具体的には、空
咳であり、特に慢性的な状態の時に使用します。慢性気管支炎や喘息、結核
などに用いられることもあるでしょう。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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漢方のことが詳しく書かれている書籍ですから、漢方の勉強にも役立つ1冊
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までお名前を添えてお申し込みください。
申し込み期限は5月23日(月)までとします。当選発表はご応募頂いた方に
メールにてお知らせします。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「子供の近眼を漢方で防ぐ」
http://yorozukanpo.com/contents/kodomo/item000943.php
★ブログ
「朝日新聞GLOBEで漢方に関して特集」
「湿気対策の勝湿顆粒」
「晴れて富士山」
「東日本大震災から2カ月が経過して」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
先日所属する青年会議所の例会で沖縄のエイサーの踊りと三線(さんしん)
という楽器の演奏を聴く機会がありました。音色が素晴らしく、”日本”を
強く感じた時間となりました。
今回の”音”は薬になりましたが、テレビやゲームの電子音は毒にもなるよ
うに思います。特に気持ちが不安定な方は、日頃から良い音を聞いてお過ご
し下さいね。
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