2024/04/19
先日、営業さんが、京都新聞で連載されている「「現代型うつ」と向き合う」というコラムのコピーを持ってきて下さいました。
吉野聡さんという精神科医の先生が書いていらっしゃるそうです。
その回は「ストレスは主観的問題」という題で、「現代型うつ」は現代社会の閉塞感がもたらしているというような結論になっていました。
コラムには「やりがいと仕事に見合った金銭的な報酬が得られる仕事ならばさほど苦にならない」が、今の世代は「企業がいつまで存続するか分からず、ベースアップも経験したことがない」、このような環境では「精神的エネルギーが低下して仕事に足が向かない」としています。
まさしくその通りだと思います。
人類は便利な世の中のために、いろいろな発明をしてきましたが、それが本当に人々の幸せにつながっているのでしょうか。
例えば携帯電話、確かに便利な部分もありますが、これがあるためにどれだけ縛られ、時間を浪費しているか…
少し話はずれましたが、現代型うつが増えている根本的な原因に対処するには、現代社会の仕組みも考えていかなければならないのかもしれません。
私たちも便利さだけを追い求めるのではなく、夢のあるものや幸せをもたらすもの、生きていくために必要な食などにもっとお金を使っていくことが、回りまわって豊かで安定感のある仕事の創造につながっていくように思うのです。
なかなか難しいことかもしれませんが、今の子供たちのためにも、ぎすぎすとしていない(現代型うつの無い)楽しい社会を目指し、一人一人が自覚を持って取り組んでいくべきと思っています。