2024/04/19
日曜日、静岡中医薬研究会の定例会で、愛知県春日井市のよいち漢方薬局の小林洋一先生の講義を受けました。
小林先生の話をじっくりと聞いたのは初めてですが、漢方薬の使い方のコツを多岐にわたり教えてもらいました。
特に興味深かったのは、慢性疲労症候群などの疲労に対して、苦みを少し加えると症状が改善しやすいという点です。
疲れなどには一般的に「補中益気湯」が使用されますが、ここに苦みがある生薬を少し足すことで疲労回復の効果が強くなったとのこと。
この苦味は、お茶(ペットボトルの緑茶ではダメ)やニガウリなどでも良いのではないかというお話でした。
確かに慢性的な疲労感には、「気」を補うだけではなかなかうまくいかないときもあります。
一工夫が大事なのですよね。
料理の「隠し味」のようなものでしょうか。
もちろんケースバイケースで、必ずしもではありませんが、私も少しでも早く皆様の症状を緩和するための「隠し味」を磨いていきたいと思っています。