2024/04/19
以前にちらっとブログで触れた記憶がありますが、医師の夏井睦氏の著書「炭水化物が人類を滅ぼす(光文社新書)」を読んでみました。
炭水化物を止めてタンパク質や脂肪だけの食事にすると体調がよくなり、ダイエットにもなったという内容から始まり、人類が炭水化物中心の食事を続けていくことは地球全体の窒素の問題を考えても難しいということを理論的に説明しています。
確かになるほど、という部分も多く、実際に筆者をはじめ多数の方が炭水化物を抜いて体調がいいという話には説得力があります。
ただ私がどうかなあと思った点は、炭水化物を抜く食事をしていると「食の楽しみ」が勝手になくなっていく(らしい)ということです。
筆者はもともと人間は食事を楽しんでいなかったという話を展開し、食事は生きるための手段でしかないという考え方のようですが、やはり食事の時間って楽しい方がいいかなあと思うのですよね。
いずれにしても、ごはん大好きな私にはとても炭水化物制限は無理ですが、このような考え方があるということを知ったという点では、とてもためになった一冊でした。