火花

かなり前に図書館に予約した本、又吉直樹さん作の「火花」をようやく借りることが出来、読んでみました。
芥川賞作品ですから、心情表現などが巧みであったり、人生観が語られていたりと、大衆作品とは違うなあという印象はありますが、正直な感想として、物語としては面白いといえませんでした。
読みやすいともいえず、ワクワクドキドキ、感動などの要素もほとんどなく、やはり文学作品として楽しむべきものなのでしょう。

とはいえ、私が以前暮らしていた街の近くの吉祥寺や高円寺の描写や、刹那的な主人公の生活など、共感できる内容もたくさんありました。
最近は読書の時間がなかなか取れないのですが、やはり本は人生を豊かにしてくれる大切なものであることを実感します。
本当に便利でありがたい図書館という機能があるのですから、たくさん利用させて頂き、時間を見つけて本を読んでいきたいと思っています。