2024/03/23
昨日の夜に、皮膚病の通信講座にて、症例検討を行いました。
3回目ですが、北海道から九州鹿児島まで、全国の先生方の意見を聞ける、貴重な機会です。
それにしても、家に居ながら会議に参加出来るというこのシステム、素晴らしいですよね。
今回はアトピーの症例がほとんどでしたが、漢方でも簡単に治るものではありません。
ただステロイド外用薬だけで根本的に治すことが出来ないことは明白なので、長い目で見て、漢方の知恵を取り入れていくべきと感じます。
ということは、一時的にたくさんの薬を使うことがあったとしても、生活養生改善をベースとして、無理なく続けられることが大切だと考えます。
また今回は離乳食をタンパク質フリーにしたところ、赤ちゃんの皮膚の状態が改善したという例がありました。
ただ、先生によると、最近の医学データで、離乳食を始めた時期によって、アトピーの発生に差はないという報告もあったそうです。
このあたりは何を信じたらよいのか、難しい問題なのかもしれませんが、個人的には1歳ごろまでは母乳やミルクのみでもいいのではないかと考えます。
なぜならお母さんが楽だから。
少なくとも、昔のお母さんはそうしていたのではないでしょうか。
アレルギーの問題は複雑なので、ケースバイケース、絶対的なものはないように感じます。
悩んでしまうお母さんも多いとは思いますが、情報に振り回され過ぎないようにしたいものですね。