2024/03/23
日曜日、日本中医薬研究会の会議のため、大阪に行ってきました。
その会議終了後に、近くの堂島川(旧淀川)沿いを歩いていたところ、写真の松を見つけました。
江戸時代は川沿いに蔵屋敷が立ち並び、松が植えられていたとのこと。
その中でも雄大で、タコが泳いでいるような松があり、蛸の松と言われていたそうです。
松の近くに当時描かれた絵が飾ってありましたが、写真のような小さな松ではなく、それは見事な20メートルはあろうかという松に見えました。
しかしその松は明治時代に枯れてしまったそうで、最近になって形を似せた写真の松が植えられたとのことでした。
このような話を聞いてから川岸を眺めて、当時の景色を想像するだけで何か楽しくなります。
暑い夏は松の木陰で休息を取るような、ゆったりとした時間が流れる江戸時代の大坂だったのだろうなあ、と思いはせてきました。