笑顔が一番-よろず漢方薬局のきままなブログ

静岡県裾野市(三島市、長泉町、御殿場)よろず漢方薬局から様々な話題をお届けします

インフルエンザワクチン接種の是非

time 2020/01/16

先日の新聞の投書欄に、インフルエンザワクチン接種の是非について載っていました。
最初の投書は、自費でワクチン接種をしなくても、もしもかかってしまったら子どもは無料で薬を処方してもらえるからその方が得、という考え方の広まりを危惧しているという内容。
お金のことばかり考えているということが寂しく、ワクチンの自費が問題というより、子どもの治療費を無料としている制度がどうかと思ってしまいます。
無料といっても健康保険税や地方税からの補助でまかなわれているわけで、その税金で支払われている診察代金と薬代はもちろんワクチンより明らかに高額です。
その税金は基本的に自分たちが払っているのですよね。

ただインフルエンザワクチンは本当に必要かどうかという話は別物です。
少なくとも感染を防ぐことが明確になっているわけではなく、年によっては有効率が40%代という、他のワクチンとは比べ物にならない性質であるというのが実際です。
重症となる確率を減らすことは出来ても、半分程度とされます(インフルエンザワクチン未接種の入院患者が10人いたとすれば、接種していれば5人程度が入院せずに済む)。
このデータもその年のウイルスの型や年齢に依っても異なりそうで、あてにならないような気がしますし…
副作用もありますし、要するにデメリットとメリットを比較して、メリットが大きくないのです。
よって、私個人としてはインフルエンザワクチンは打つべきでないと思っていますし、自分も打ったことがありません。

ちなみに投書には家族や知人がワクチンを打たずに重症化したので、皆さんワクチン打った方がいいです、という内容もありましたが、前述したようにワクチンを打ったからと言って重症化しないわけではないのです。
このような情報を行政はしっかりと伝えていくべきだと思います。

とはいえ、考え方は人それぞれ。
今の時代は沢山な情報があるので、そこから自分なりに考えて接種の有無を判断していけばよいかなと思っています。

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