笑顔が一番-よろず漢方薬局のきままなブログ

静岡県裾野市(三島市、長泉町、御殿場)よろず漢方薬局から様々な話題をお届けします

売上高上位のくすり

time 2020/09/19

少し前ですが新聞に売上高上位の薬が載っていました。
日本での1位は抗がん剤のキイトルーダ、2位は同じく抗がん剤のアバスチン、3位は痛みに使うリリカ、4位が有名なオプジーボ、5位は胃潰瘍の薬ネキシウムです。
しかし世界では1位が関節リウマチの薬であるヒュミラで、2位が脳卒中や血栓栓塞症に用いるエリキュース、3位がキイトルーダで、4位に主に血栓栓塞症に用いられるイグザレルト、5位に糖尿病薬のランタスとなっていました。

抗がん剤は高いので納得ではあるのですが、リリカは日本で3位の売り上げでありながら、世界では10位にも入っていません。
そして、ネキシウムも世界では上位にランクされないお薬である点が注目です。
一方で、ヒュミラが世界で最も売れているのに日本はランク外。
エリキュースも同様です。

個人的には、日本人に多い病気と世界で多い病気は異なることを示しているのではないかな、と感じます。
世界ではリウマチや血管系の病気が多く、日本ではがんや神経痛、胃腸疾患が多いと考えられます。
もちろん薬の値段(単価)の問題があるので、単純な患者数ではなく、日本と世界で比べての割合が、ということになります。

漢方的に考えると、世界では「お血」が多いように感じます。
これはもしかすると新型コロナウイルスの重症患者数が日本国内に比べて世界では多いということと関係しているのかもしれません。
以前にブログに書きましたが、私見として新型コロナウイルス感染症は「お血」体質の方が悪化しやすい可能性があると感じています。

そして日本では「気滞」や「脾気虚」が多いのではないでしょうか。
ストレスが多く、胃腸が弱いということです。

逆に言えば、これらの疾患に対する特効薬がないために、高い値段で多くの方が薬を服用されていることを示唆しているのではないか、とも考えられます。
ということで日本はもちろんですが、世界的に見ても漢方薬でのいわゆる「未病」対策の重要性がもっと広まればよいのにな、と感じられる統計資料でした。

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