
妊娠しやすい体づくりはバランスの良い食生活からです。これは当たり前。これを食べ続ければ妊娠できる、という魔法のような食べものはありません。
しかし、妊娠にもっとも大事な栄養素を一つ挙げれば、それはタンパク質です。なぜなら、タンパク質は、女性であれば卵子や赤ちゃんが育つベッドとなる子宮、男性であれば精子の構成物質であるからです。たんぱく質に含まれる必須アミノ酸と呼ばれる物質を摂らなければ、卵子や精子を作り出すことも出来ません。
そのたんぱく質はお肉や魚、卵に多く含まれています。動物性のタンパク質です。また大豆など豆類に含まれるたんぱく質は植物性タンパク質と呼ばれます。医学的には、どちらも必要であるとされます。
さて中医学においては、妊活においての大切な成分は「血」とされます。赤ちゃんを育む女性の「本」は「血」、すなわち女性の体は「血」がもとになっていると考えるためです。そして、その「血」を補う力を持つ食材の代表がタンパク質を多く含む赤身のお肉や魚なのです。よって、妊活には量を摂取できるお肉をたくさん食べることをおすすめします。中でも、地鶏の肉は「血」を補う力が強いとされます。種類はむね肉やササミがベストですが、もも肉でも悪くありません。
余談になりますが、生理を調整したり、妊娠を維持するために大きな役割を持つ女性ホルモンは、コレステロールが元になるため、その摂取のためにもお肉を食べることは大事です。
なお、「血」が妊活において重要と考える要因はもう一つ、精神面の安定と関係するためです。不妊に悩む方はどうしてもメンタルに負担がかかります。しかし「血」が体に豊富に存在すると、メンタルが安定するのです。よって、女性も男性も、お肉をたくさん食べて気持ちを安定させ、妊活を行うと結果につながりやすいと考えます。
また現代社会では「血」を消耗しやすい環境が揃っています。スマホやパソコンによる目の酷使、頭脳労働や人間関係によるストレス、睡眠不足などはすべて「血」の消費につながります。この点からも、お肉をたくさん摂って、「血」を補う必要があります。
ただ一つ注意点は胃腸が弱い場合です。お肉の消化はどうしても胃腸に多少の負担はかかります。前述したように脂身の少ない部位を選んで食べると良いですね。また調理方法も揚げ物は避けましょう。そして場合によっては、胃腸をケアする漢方薬の服用をおすすめします。どれだけお肉を食べても、胃腸が消化吸収できなければ意味がありません。
美味しいお肉は「気」を補うことも出来ます。ぜひお肉を夫婦でもりもり食べて元気百倍、気持ちも前向きに、楽しく妊活しましょう。







