2024/04/19
本日配信しました、よろず漢方薬局メールマガジン第69号です。よろしければご覧ください。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
よろず漢方薬局メールマガジン(第69号 2009/12/16)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
今週は寒波がやって来るという予報が出ています。冷え症の方は体を冷やさ
ないように特に気をつけて下さいね。ひざかけ、腹巻、カイロなどを活用す
るとともに、食事や漢方薬で体の内側から温めることにも気を配って下さい。
==================================
より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
よろず漢方薬局HPはこちら↓
==================================
○第69号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
——————————————————————–
[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★物忘れがひどい★
年齢とともに記憶力はどうしても低下し、物忘れもひどくなります。私は30
代ですが、人の名前やお店の名前がなかなか出なかったりすると「年を取っ
たのかなあ」と感じます。多かれ少なかれ誰でもあることだと思いますが、
あまりにもひどい状態であると、体のバランスの崩れが原因である可能性が
考えられます。
そもそも物忘れとは、脳の記憶機能の問題だと思います。そしてこの記憶機
能を生かすためには、十分な栄養が脳に満たされていなければなりません。
脳は非常に多くのカロリー(エネルギー)を消耗する器官であることは良く
知られており、その不足が物忘れにつながっている可能性は高いと思います。
一方、漢方の理論で考えても、物忘れは「虚」すなわち”不足”が原因で引
き起こされる症状と捉えます。そして、その不足する場所は脳ではなく”心
神”とするのが中医学なのです。
…次号は「物忘れがひどい」症状についてさらに詳しく説明をいたします。
——————————————————————–
[ミニ中医学知識]…”陳皮”のお話
今回は生薬”陳皮(ちんぴ)”のお話です。実はこの生薬の正体はミカンの
皮。ミカンの皮を乾燥させて、数年間保存して色が黒くなったものを”陳皮”
と呼びます。そしてその経過年数が長いほど効果も高いと言われています。
“陳皮”は漢方薬の中でも汎用される生薬の一つで、「理気」と呼ばれるエ
ネルギーの循環を改善する作用が知られています。特に胃腸系に働きますの
で、お腹の動きが悪く張ったような感じがする時などに主に使用されます。
“陳皮”が含まれる代表的な処方は「六君子湯(りっくんしとう)」であり、
胃腸機能を高め、体を元気にさせる作用を持つお薬です。
——————————————————————-
[よろず漢方薬局よりお知らせ]
この欄でも何度もお伝えしておりますが、来年のカレンダーを店頭で無料で
お配りしています。卓上カレンダーは既に無くなってしまいましたが、壁掛
けカレンダーはまだまだ残っていますよ。漢方の知識が月ごとに掲載された
とても役に立つカレンダーです。
一本だけでなく、二本三本と持っていって頂いても構いません。ぜひ遠慮な
くお持ち下さいね!
——————————————————————-
[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「不妊の方の妊娠例」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000507.php
「ペット(犬、猫)の日光過敏症」
http://yorozukanpo.com/contents/pets/item000503.php
★ブログ
「裾野農業まつり」
「今日の富士山」
「とら狩り…」
「裾野青年会議所と静岡中医薬研究会の忘年会」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
——————————————————————–
[編集後記]
今年も年の瀬を迎え、なんだか慌ただしくなってきました。すっきりとやり
残した事がないように1年を終えたい、という気持ちが働くために、あれも
これも、となってしまうからなのでしょうね。
来年に持ち越しても良いものと区別して、焦らずに過ごしたいと考えていま
す。
==================================