2024/03/23
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第94号」です。よろしければご覧ください。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
よろず漢方薬局メールマガジン(第94号 2010/6/09)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
ウイルス性胃腸炎をはじめとして、当店の周辺では風邪が流行しているよう
です。また、幼稚園や保育園ではおたふく風邪や水ぼうそうの子も多いとの
ことです。昼と朝晩の温度差が激しいため、多くの方の免疫力が落ちている
のかもしれません。睡眠を十分に取り、無理をしないように心がけましょう。
==================================
より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
よろず漢方薬局HPはこちら↓
==================================
○第94号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
——————————————————————–
[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★残便感がある★
便を出してもすっきりしない場合、考えられる要因の一つは「気」の不足で
す。簡単にいえば、「気」すなわち力不足によって、便を出し切ることが出
来ないのです。どちらかというと高齢の方や細身の女性に多いでしょう。
このタイプの方は、便を出した後に、疲労感を感じることが多く、脱肛を伴
うこともあるでしょう。日本の処方ではなかなか対処が難しい「気」の不足
による便秘ですが、「補中益気湯(ほちゅえっきとう)」が第一候補になる
と思います。
また別の要因として「気」の巡りが悪い状態も考えられます。「気」が動か
ないと内臓すなわち腸の動きも停滞します。よって便がいつまでも残った感
覚が残ってしまいます。
このタイプの方は、お腹の張り、ガスやげっぷがが多いという特徴がありま
す。「開気丸(かいきがん)」「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」と
「麻子仁丸(ましにんがん)」などを組み合わせて対処します。
…次号は「唇が閉じない」症状について説明をいたします。
——————————————————————–
[ミニ中医学知識]…”地竜”のお話
今回は生薬”地竜(じりゅう)”のお話です。”地竜”なんて物々しい名前
ですが、地中に住むあの「みみず」なのですよ。もちろん種類や加工法も決
まっているので、畑などで取ってきて試してはいけませんよ。
“地竜”は「熄風薬(そくふうやく)」の一つです。体内の”風”を収める
働きがあり、具体的にはけいれんや痛みなどに用いられます。また”地竜”
には清熱作用があり、昔から熱冷ましに使用されています。
“地竜”が含まれている処方は中国には何種類もありますが、日本には存在
しません。しかし「地竜」エキスとして単味の商品が販売されています。
——————————————————————–
[よろず漢方薬局よりお知らせ]
ブログでも簡単に触れましたが、当店で服用されている方が多い商品である
「婦宝当帰膠」がリニュアルされました。パッケージが少しだけ変更となり、
白糖の量が減ったため、甘さが控えめになりました。
その他の内容物には変更がありませんので、効能効果も変わりません。また
お値段も以前と同様です。
慣れない間は少し違和感を感じるかもしれませんが、カロリーが減ったのは
女性にとって嬉しいニュースですね。
試飲が出来ますので、気になる方はお気軽にお申し付けください。
——————————————————————-
[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「チョコレートは体に良い?悪い?」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000653.php
★ブログ
「6月の富士山」
「よろずだより22号」
「婦宝当帰膠リニュアル」
「不妊の治療についてお悩みの方におススメ」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
——————————————————————–
[編集後記]
いよいよサッカーのワールドカップが始まりますね!今一歩盛り上がりに欠
けているような気がしますが、始まったらテレビや新聞は大騒ぎになるので
しょう。日本の初戦は6月14日(月)の23時から。少し寝不足になりそうです
が、きっと見てしまうと思います。
==================================