2024/04/16
糖尿病の指標として知られている「ヘモグロビンA1c」。
血糖値が食事で大きく左右されるため、過去の2,3か月の体内の血糖状態を表す指標として最近は「ヘモグロビンA1c」の方を目にする機会が増えています。
このヘモグロビンA1cが6.5%以上であると、糖尿病の診断となってきますが、今月より糖尿病の方が治療目標とする数値を変更すると糖尿病学会が決めたそうです。
目標値は3段階に分かれ、基本的には7.0%、しかし治療が難しい場合には8.0%、逆に食事制限などが可能な方の理想値は6.0%になったそうです。
一見分かりにくいですが、糖尿病の方も千差万別ですから、その方の状態に合わせた、理にかなった分類方法かと感じます。
高齢の方に無理な食事制限をしても、体を弱らせるだけですから。
あくまで「糖尿病」の方が対象である点はまだまだ検討の余地があるような気がしますが、コレステロールや血圧なども、年齢や性別、既病歴に合わせて検査数値の設定が出来れば、医療費の削減にもつながると感じます。
医療界は既得権益の塊で、超安定志向、超保守的なので、”改革”は非常に難しいかもしれませんが、ぜひメスを入れてもらいたいものです。