2024/03/23
ノーベル医学生理学賞に大村智先生が受賞したという嬉しいニュースがありましたね。
次の日には物理学賞でも梶田先生が受賞と二日連続の快挙で、喜ばしい限りですね。
その大村先生の授賞理由は「線虫の寄生によって引き起こされる感染症の新たな治療法の発見」とのことで、基礎医学が受賞することの多いノーベル賞で、実用的な分野で評価された点もすごいことだと思います。
それにしても薬の話であるのに、勉強不足で、ニュースで話題になっていた「エバーメクチン」を知りませんでした…
日本では使われることがなくとも、また経済的に利益が出ることがなくとも、世界で多くの人を救う薬の開発が注目を浴びることは、やはりノーベル賞は素晴らしいの一言に尽きます。
また同時に受賞した中国人の、屠ようよう氏は、漢方薬として使われる「青蒿」からマラリアに効果を持つ薬を開発し、評価されました。
どちらも自然界の力を利用しているのですよね。
やはり自然の偉大さを感じずにはいられません。
それにしても大村先生がエバーメクチンを発見したのは、1979年とのこと。
ちょっと受賞に時間がかかり過ぎだなあと思うのは私だけでしょうか…