2024/03/23
少し前ですが、新聞で「新食研」という団体のことを知りました。
新宿食支援研究会の略称で、「最期まで口から食べられる街、新宿」をモットーに設立されたそうです。
http://shinnshokukenn.org/index.html
食事を摂る、楽しむというのは、人間が持っている最大の欲求ではないかと思います。
しかし、何らかの理由でそれがかなえられない方は多くいらっしゃいます。
嚥下障害による誤嚥性肺炎などのリスクを考えて、医療従事者はどうしてもセーフティーに、リスクを避けた方法を勧めがちです。
そのリスクを考慮し、軽減しながら、食事がとれるように支援を行っている専門家の集まりが「新食研」とのことです。
「素晴らしいなあ」と感心せずにはいられません。
最近相談者のお父様で胃ろうとなった方がいらっしゃいます。
家族でも意見が分かれ、かなり悩んだそうです。
しかしどうしても胃ろうを付けざるを得ないこともある訳で、食事が摂れるようになることを目指していく方法を提供してくれる団体の存在は、とてもありがたいことではないでしょうか。
私自身も、家族も、食事が摂れなくなることもあるかもしれません。
今からしっかりと勉強し、考えていきたいと思っています。