ワクチン充填作業

日曜日、ワクチン充填作業のため裾野市福祉会館に行ってきました。
報道されているとおり、1つのワクチン瓶に1.8mlの生理食塩水を注射器で入れ、0.3mlずつ6本に分注していきます。
ワクチン成分は壊れやすいので、注意しながらゆっくりと作業を行います。
作業自体はそれほど難しくはないのですが、やはり貴重なワクチンを扱っているということで、慎重になります。
注射器の中に気泡（エアー）が入りやすいのがちょっと大変なのですよね。

私は動物用ワクチン開発会社に勤めていて、その際にバイアルから注射器に薬剤を取る作業は何度も行っていました。
犬や猫、モルモットなどにワクチンだけでなく、麻酔薬を打ったりしていました。
その頃を少し懐かしく思い出します。

ちなみに今回は1日500人強の準備だったようですが、5、6人ほどで午前午後の部と分かれての作業。
薬剤師は私一人で、保健師さん、看護師さんが多く、それに市の職員さんが中心になって、充填以外の様々な作業も並行でこなし、大変そうでした。
行政の方も、医療従事者も、ワクチンを出来る限り早く多くの方に接種できるよう、懸命に努めています。

裾野市の65歳以上の方の接種は1回目終えた方が、6月21日の段階で50％弱になったそうです。
接種を望まない方が一定数いらっしゃることを考えると、そろそろ次の準備の段階かもしれませんね。
ちなみに私は7月も2回、ワクチン充填の手伝いに入る予定です。