2024/04/19
日曜日に静岡中医薬研究会の定例会があり、生理痛について学びました。
婦人科に関しては、私自身が不妊カウンセラーでもあることからかなり勉強してきたつもりでしたが、本講義では医学的な知識として知らなかったこともあり、まだまだ学ばなければ、と思いを新たにしました。
少し驚きだったのが、30代以上の方の生理痛は100%器質性とされるということ。
器質性とは、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症など、病的な組織変化が原因、という意味です。
一方で10代、20代は機能性と呼ばれる生理痛がほとんどと説明がありました。
機能性とは、ホルモンバランスの不具合など、直接目には見えないものが原因と説明されます。
私は機能性生理痛がある方は30代でも一定数いらっしゃると勘違いしていましたが、そうではないようです。
とは言え、ストレス性であったり、甲状腺ホルモンが関係した生理痛もあると思われ、この場合は30代、40代でも機能性生理痛ではないのかなあ、と少し疑問です。
いずれにしても生理痛には何かしらの原因があり、「生理の痛みは仕方がないもの」ではありません。
痛みがある方は、そこに何か理由がありますので、対策を考えてみましょう。