2024/04/19
昨日は三島中医学勉強会がありました。
テーマは熱中症について。
熱中症が疑われる場合はもちろん病院での対応が基本ですが、その予防には漢方を使用すると効果的です。
熱中症とまではいかなくとも、「夏に弱い」というタイプの方は、「虚」があることがほとんどです。
体が弱いために、暑さに対応できないのですよね。
この場合は、「生脈散」「清暑益気湯」などを使用し、「気」を補って、体のパワーを高めます。
一方で、「熱」「湿」が体にあふれているタイプも夏に体調が悪化する傾向があります。
この場合は、「熱」「湿」を体から除く漢方薬、たとえば「白虎加人参湯」「五苓散」などを用いて対処します。
いずれにしても日頃から体の状態をベストに保っておくことが大切です。
そのために、自分がどのようなタイプであるか、把握しておくと良いですね。
それにしても今回の勉強会も当然のようにZOOM開催となりました。
便利と言えば便利ではあるのですが、やはり会場での勉強会の熱気が懐かしいです。