2024/05/03
本日配信しました、よろず漢方薬局メールマガジン第30号です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第30号 2009/3/18)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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「三寒四温」と呼ぶのにふさわしい天候となっていますね。寒くなったり暖
かくなったりと体調を崩しやすい時期ですので、どうぞ気をつけてお過ごし
下さい。
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より詳しく漢方や中医学を知りたい方はこちらもご覧ください。
プレゼントコーナーもあります!
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○第30号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★夕方に微熱が出る★
夕方に微熱が出て、朝方には下がる状態を中医学では「潮熱」と呼びます。
そしてこの原因は「陰虚(いんきょ)」という体質であると考えます。
「陰」は体の熱を抑える役割を担いますが、この「陰」が不足した状態であ
る「陰虚」になると、体の熱の抑えが利かなくなり、「微熱」となって表れ
るとされます。
ではなぜ夕方なのでしょうか。これは「陰」の性質に関係します。
夕方から夜にかけては「陰」の時間とされ、本来は体の中の「陰」が活躍し、
体を休める方向に向かわせます。しかし、「陰」がたくさん必要な時間帯で
ある夕方から夜にかけては、その「陰」が不足しがちとなり「陰虚」の症状
である微熱が発生してしまうというわけです。
よって「夕方の微熱」に対処するには「陰」を満たすことが必要となります。
体質ですので簡単には治らないのですが、「補陰」と言って「陰」を補う漢
方薬の服用がもっとも早く改善させる方法の一つとなるでしょう。
また「陰」を補う食べ物である「山芋」などを積極的に摂る事も大事です。
さらに睡眠を22時頃からたっぷりと取ることは、陰を補給するために重要と
されています。
夕方からの微熱は病気とは言えないかもしれません。しかしそれは体からの
警告信号であると考えられます。気になる方はぜひ早めに対処して下さいね。
…次号は「喉のつかえ感が気になる」をお届けします。
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[ミニ中医学知識]…”宗気(そうき)”のお話
前回は中医学で云う「気」の一つ「営気」についてお話しました。今回は
「宗気」についてです。
「宗気」は、心臓や肺といった循環呼吸器系を動かす「気」とされます。呼
吸や血液循環と関係する大変大切な「気」です。
しかしこの「宗気」はなかなか意識することが難しい「気」であると感じま
す。呼吸や心臓の動きはあって当たり前のように考えられているからかもし
れませんね。
しかし、例えば喘息や疲れ、むくみなどの根本的原因がここにある場合も多
いので注意が必要です。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
店内に「よろず掲示板」を設置しました。お客様から頂いた感想などを掲示
しています。ご来店の際はどうぞご覧下さいね。
これからは、この掲示板からも情報を発信していきますので、お見逃しなく!
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「子供の肥満を防ごう」
http://yorozukanpo.com/contents/kodomo/item000210.php
「自然と触れ合おう」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000214.php
★ブログ
「なんでも掲示板」
「山本君、みねりちゃんおめでとう」
「中村さんおめでとう」
「日本青年会議所会館」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
知人、友人の結婚の便りが続けざまに届きました。春はそういうシーズンな
のでしょうね。私の結婚式はもうかれこれ10年前…そんな時もあったなあと
懐かしく思うようになってきました。10年間はいろいろなことがあり過ぎて、
本当に長かった…と感じる今日この頃です。
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