2026/01/13
先週金曜日にWEBでの認知症勉強会がありました。
今回は中国での症例が紹介されました。
56歳と認知症発症には若いのですが、51歳から徐々に記憶力低下が現れ、世界的な認知症レベル基準のMMSEのスコアは8点。
10点以下は重度とされるので、かなり悪化した状態です。
アリセプトなどを1年以上服用したものの、改善しなかったとのことです。
この方は睡眠時間は9~11時間。
食事量は少なく、疲労感が強く、声が小さいという、典型的な「気虚」です。
この方に「補気」を中心にした漢方薬を処方したところ、一か月で精神状態が改善して、表情が豊かになったとのこと。
そして5か月後にMMSEスコアは15点まで上がったそうです。
正直、この方は若いということ、「気虚」が大きな要因であったことから、漢方薬の効果が出やすい状況だったようには思います。
これが加齢の要因が強い方であれば、5か月での改善は難しいと思われます。
それでも、理論に沿って漢方薬を使用すれば、認知機能回復に大きな手助けになることは間違いありません。
認知症はまず最初に病院に行く方が多いと思いますが、悪化してからの回復は簡単では無いため、漢方という選択肢を早めに考慮して頂けると良いように感じています。