不妊漢方妊娠例.jpg今回は少し特別な形ですが、不妊で当店にお越し頂いた方が漢方薬を服用後に赤ちゃんを授かった例をいくつか紹介差し上げたいと思います。個人のプライバシーの問題もありますので、やや表現があいまいな部分もありますがご容赦くださいね。
1)35歳、第2子不妊(上の子3歳)
病院で治療をしたが、なかなか授からず。生理不順で周期が長い。生理痛が強く、塊もある。便秘。

婦宝当帰膠」と「血府逐お丸」を服用。
注釈;「お血(血行が悪い状態)」が強いタイプで、「気滞(エネルギーの巡りの悪い状態)」も感じられました。

2か月後、生理周期が32日と短くなり、生理痛も減り、お通じも改善。同じお薬で継続。

その翌月妊娠判定陽性。
2)37歳、結婚後4年、望んでから2年
病院の検査は大きな異状なし(筋腫あり)。便秘、体温やや低く、ギザギザ。

参茸補血丸(高温期)」と「杞菊地黄丸(低温期)」を服用。
注釈;「腎(生命力に関わる部分)」が弱いタイプと考え、「補腎薬」を中心に服用してもらう。

その後体調に大きな変化はなかったが、継続。

体温表のギザギザが気になるため、巡りを改善する「水快宝」の服用を開始。

その後しばらく後に妊娠しました、というご連絡あり。
3)37歳、第2子不妊
病院での治療7カ月経過したが授からず。ストレスあり。ご主人も疲れ、尿の問題などあり。

婦宝当帰膠」「参茸補血丸」「炒り麦芽」を服用開始。
ご主人も「海精宝」「牛車腎気丸」を服用。

体調は良くなるものの授からず。2か月後周期療法を開始。

3周期後、妊娠反応陽性。
4)37歳、第2子不妊
流産を経験。病院での検査は異状なし。ストレスが多く、感情の起伏がある。

婦宝当帰膠」「逍遥丸」を服用約1カ月後、妊娠反応陽性も流産。

周期療法開始。

3周期継続後も授からず、しばらく「婦宝当帰膠」のみで様子を見ることに。

1か月後妊娠反応陽性。順調。
5)31歳
男性不妊で顕微授精により治療中。筋腫、高プロラクチン血症などがあり。

婦宝当帰膠」「水快宝」「炒り麦芽」を服用。その後「晶三仙」に切り替えるなどする。
注釈;「気滞」「お血」であると判断。

約半年後の顕微授精で妊娠反応陽性。
6)42歳
子宮筋腫の治療歴あり。自然妊娠希望。

冠元顆粒」「六味丸」「海馬補腎丸」「二至丹」「勝湿顆粒」などを体調に合わせて調節しながら継続的に服用。
注釈;「お血」体質の改善に重点を置きながら、「腎虚」をケアしてお薬を服用頂きました。

約1年後、妊娠反応陽性。母子ともに順調に経過。
これらの例を見て頂いても分かるように、それぞれの方の体質に合わせたお薬で赤ちゃんを授かっています。適切なお薬の選択こそが重要であり、そのためには漢方薬局でゆっくりとご相談されることをお勧めしますよ。