結婚を控えた女性が「今のうちに妊娠しやすい体作りをしたい」と相談にお越しになることがあります。確かに最近は初婚年齢が上がり、結婚をしたらすぐにでも授かりたいと考える方が増えて当然と思います。素晴らしいことですが、あまり焦ってしまうのもよくありません。やはり赤ちゃんは二人の愛による”授かりもの”です。1周期で授かる確率は何も問題なくとも20%前後ですから、身体の知識うんぬんより、まずは気持ちを大事にすべきと思います。
そのうえで、妊娠しやすい体作りになることと言えば、どのようなことがあるでしょうか?一般的な事柄ばかりですが、いくつか挙げてみました。
●睡眠をしっかりととる
妊娠に女性ホルモンが大切なことは周知の事実です。その女性ホルモンの分泌が盛んになるのは睡眠時。特に22時から2時が重要とされます。結婚前は何かと忙しいですが、睡眠だけはしっかりと取るようにしたいものです。
●食事をバランスよくとる
これも当たり前ではありますが、結婚式に向けてダイエットを考え、体に無理がかかることがあります。やはり食事は体作りの基本です。お米もお肉もきっちり摂るべきと思います。
●運動をする
今の女性は運動不足である方が多いように感じます。体を動かさないと血流が悪くなり、子宮や卵巣にもよくありません。せめて、歩くことを避けず、階段がある場所はエスカレーターを使わないなど身近なところから始めてみましょう。またラジオ体操など、家で出来る運動もおススメです。
●目を使い過ぎない
スマホやパソコン、テレビなどで目を消耗する環境があふれています。中医学では目の使い過ぎは、妊娠に必要不可欠な「血」を消耗すると考えます。特に女性は仕事でも目を使う方が多いため、より注意が必要と考えます。
●体質を考えて漢方薬を服用する
日頃から生理痛や生理不順があったり、冷えや肩こり・頭痛、めまい、不眠や精神不安など、気になる症状がある方は妊娠しにくい可能性が高くなります。このような場合には、やはり体質に合わせて漢方薬を服用し、症状を改善していくべきと考えます。当店で扱っている「婦宝当帰膠」の他、「命の母」など妊娠準備におススメの漢方薬は多々ありますが、それぞれの体質に合わせて服用する漢方薬を選ぶことが大切です。
簡単に言えば、健康な体を保つことが妊娠しやすい体作りにつながると言えます。言うは易しで実際はなかなか難しいのですが、出来るだけ早く、欲を言えば生理が始まったら上記のことに気をつけて過ごしたいですね。
妊娠しやすい体作り-女性編
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「子宮腺筋症」