美容を考える際に、様々なポイントがあるように思いますが、その一つが肌の艶ではないでしょうか。特に顔の肌に艶があると若く健康的に見えるように感じます。また、顔に関してはお化粧で隠れてしまうとしても、全身の肌の艶が良いと、なんとなく目を引く面があるように思います。
しかし肌艶を改善するというのは至難の業。年齢とともにどうしても肌のハリや艶は失われていくものでもあります。いつまでも10代の肌を保つというのは無理な話かもしれません。
とはいえ、年をとっても肌艶がよい人も多いですよね。ということは心がけ次第では肌艶を保つことが出来るとも言えます。これをすればという王道のような方法はなくとも、肌艶を出すための対策は考えられるように思います。今回はそれを漢方的にみていきましょう。
まずは血流。漢方では「血」にのって栄養が運ばれるとされますし、不要物も排泄されると考えます。よって「血」の流れが悪いと、肌は栄養不足でゴミだらけという状態になると考えられます。これでは艶は出ませんよね。
いわゆる代謝とも関係すると思われますが、まずは運動によって「血」の流れを改善していくことが大切です。その運動が難しいという方は「血」の流れをよくするとされる漢方薬の服用がお勧めです。「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などが適します。
次に栄養と潤いが十分に満たされていること。漢方で云う「血」や「津液」不足は、肌の健康状態にはマイナスであり、肌艶を失う原因となります。
この場合には「血」や「津液」を補うことが大切となります。そのためにはしっかりと食べて、しっかりと飲むこと。ダイエットのことばかり考えていると、どうしても「血」「津液」不足になりがちです。
しかし、胃腸が弱い方などは、食べるに食べれないという場合もあります。このような時などは「血」「津液」を補う漢方をとりましょう。「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」や「紅沙棘(ほんさーじ)」などがお勧めになります。
最後に老化対策。年齢とともに衰えてしまう肌の弾力や艶を出来るだけ保つためには、「補腎」の作用を持つとされる漢方薬がよいでしょう。「星火亀鹿仙(せいかきろくせん)」は亀の力で、加齢による肌の衰えをカバーしてくれるはずです。
以上肌艶を出すための対策を考えてみました。しかし基本的には規則正しい生活と、バランスの良い食事が大前提。一言で言えば”健康”であれば自然に肌艶も良くなるはずです。その点を頭に入れながら、漢方も上手に活用してみましょう。
肌の艶を出すために
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