生まれてまもなく、赤ちゃんの皮膚は変化します。今まで羊水という水の中で生活していた赤ちゃんは、生まれて初めて空気に触れることになるため、皮膚の質が変化することは当然といえます。その時に皮がむけたようになりますので、初めて赤ちゃんに触れるお父さんお母さんの中には心配される方も多いでしょう。
その後、生後2週間ほどで、今度は乳児湿疹や脂漏性湿疹が発生するケースが多々あります。赤いボツボツが出来たり、黄色く膿が出てきたりと症状は様々です。お母さんからのホルモンの影響とも言われていますが、原因ははっきりしません。この乳児湿疹も多くの場合において生後6か月ぐらいまでには収まりますので、それほど心配は要りません。しかし、症状がひどい場合や、それが体質のものと疑われる時には注意が必要です。特にお父さんお母さんがアトピー体質の場合には早めの対処が肝要です。いきなりステロイドなど強いお薬を使うより、まずは漢方での対処を考慮してはいかがでしょうか。
まず最初に服用を考えるべき薬草が”五行草”です。”五行草”は余分な湿気と熱を取り除く作用がありますので、黄色い膿が出ている時に最適です。癖のない味で赤ちゃんも好んで飲む場合は多いようです。また、胃腸が未熟で、ミルクを十分に処理できないために症状が出ていると考えて、”晶三仙(しょうさんせん)”を服用すべき時もあります。
なお、赤ちゃんの皮膚病にもっとも大切なのが、スキンケア。刺激の強い石鹸などは控えて、漢方薬配合の”瑞花露”シリーズでケアしましょう。乾燥感が強い場合には瑞花露クリームが、炎症が強い場合には瑞花露ローションでのケアが良いでしょう。
なお乳児の体質改善を目指す時、授乳をしているようであれば、お母さんが漢方薬を飲んで、間接的に赤ちゃんを治すという方法も考えられます。お母さんの体調も整えられますので、一石二鳥と言えるかも知れません。特に生後3カ月までは飲めるお薬も限られますので、この方法を考慮することも多くなります。
いずれにせよ服用には、しっかりとした判断が必要です。ご不明な点は下記の「3分簡単漢方相談」をご利用ください。
3分簡単漢方相談
乳児湿疹
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