皆さん「未病」という言葉をご存知でしょうか。「未病」とは病気ではないが、健康ではない状態を指します。この「未病」を治すことこそ、中医学の目的でもある非常に大切な考え方です。
普通は、何か体調面で多少困ったことがあったとしても「病気」とは言えない段階であれば、治療をしたりする人は多くありません。また、健康診断の数値が多少悪くても、あまり気に留めずに過ごす方も多いでしょう。しかし、ちょっとした症状も体から発せられた”信号”であり、中医学として見ると何かしらのバランスの乱れを示しています。この段階でバランスを整えることができれば、本当の”病気”にならずに済むのです。
しかし、人の意思は弱いものです。「病気」になれば治療をしますが、その前の段階ではなかなか対処をすることは出来ませんし、始めても継続は難しいものです。ですが中医学でバランスの乱れを納得できれば、治療継続への意識は高まるように思うのです。
よって日本全国に中医学が広まり、多くの方がその考え方を理解し、「病気」になる前の「未病」の段階で対処をして頂けることが大事であると考えます。それが多くの方の健康な生活の維持に役立つのではないでしょうか。
私はそのお手伝いをすることが出来れば良いな、と思っております。
未病の段階で治そう!
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