現在の日本の生活、文化の面でお菓子は切り離すことが出来ません。挨拶の手土産と言えばお菓子ですし、旅先でのお土産もお菓子が定番、子どもの遠足でもお菓子は必ずありますし、食事のデザートもケーキなどお菓子が主体です。頂いたり、出されたりすると、捨てる訳にもいきませんから、どうしても食べることになりますよね。
このような習慣から、お菓子を毎日のように食べる方も多いと思いますが、やはりお菓子は体を作るための食べ物とは言えません。美味しいお菓子をゼロにする必要はないかもしれませんが、かと言って無制限はどうかと考えます。
よって、今回はお菓子を出来る限り健康に食べるためにはどうしたらよいか、私なりの考えをいくつか述べさせて頂きました。どうぞご参考下さい。
●空腹をお菓子で満たすようなことはしない
お腹が空くということは、体が食べ物を欲し、胃腸もその準備が整っているということ。この時に食事を取らずにお菓子を食べると、「気血」不足が起こり、疲労感などの原因になると考えます。
多少お腹が空いても我慢出来れば一番ですが、どうしてもという時は、おむすびやイモ類を食べるようにしてみましょう。
●黒砂糖を活用する
白砂糖は体を冷やすとされているのに対し、黒砂糖は体を温めると言われます。値段の問題や風味の好みもあるのか、黒砂糖が使われているお菓子は多くありませんが、探してみてもいいかもしれません。
もちろん黒砂糖も摂り過ぎには気をつけましょう。
●洋菓子より和菓子
洋菓子はバターやチーズなど乳製品が多く、脂肪分も高いという特徴があります。一方で和菓子は低カロリーのものも多く、体への刺激が少ないと考えます。そして何より、原料が日本で作られた植物由来であることが大半ですから、日本人に合っているのではないでしょうか。
なお、あずきはむくみを取り、解毒作用もあるとされ、「肝」をケアするため、ストレスがかかっている方にもおススメです。
●どうしても食べたい時は食後に少量を
食後のお菓子であれば、食事と混ざってしまえば胃腸への負担も少ないと言えます。「甘いものは別腹」と言いますが、摂り過ぎには気をつけつつ、たまにデザートを楽しむぐらいは良いのではないかと考えます。
いずれにしても、せっかくお菓子を食べる時にはあれこれ考え過ぎずに、楽しく食べることが出来るといいですね。上記の点に気をつけながら、幸せ気分でお菓子を味わえば、ストレスも吹き飛ぶなどメリットも大きく、健康につながるのでは、と考えます。