
髪の毛は人の印象を決定づける要素の一つです。特に女性は、「女性の髪は命」とも言うとおり、豊富で艶のある髪の毛を理想と考え、大切に思っている方が多いように思います。とは言え、男性にとっても髪の毛は大事であり、ハゲは避けたい、と考えている方は多いのではないでしょうか。私自身はすでに白髪なのですが、加えて髪のボリュームが減っていることも実感しており、気になっているところです。
では、その髪の毛を出来る限り長く若々しく保つためにはどうすればよいでしょうか。
中医学では髪の毛は「腎」に関係するとされます。「腎」は生命力と関係し、年齢とともに衰える臓であり、老化につながります。髪の毛が年齢とともに弱々しくなっていく理由は「腎」の消耗によるものが第一です。
そしてもう一つ、髪の毛の栄養は「血」と考え、髪は「血」の余りとも言われます。すなわち、「血」の不足は髪の質を低下させる要因となるのです。
以上、二つの観点から、髪の毛の漢方養生をまとめると、以下のとおりとなります。
1)黒いものを食べる
「腎」には黒いものが良いとされます。海藻類、黒ゴマ、きくらげ、黒豆などがその代表です。髪の毛にはワカメが良いというのはあながちウソではありません。
2)たんぱく質を多く摂る
「血」は主にはたんぱく質から作られます。特に動物性たんぱく質であるお肉や魚をしっかり摂ることが髪の毛の栄養となる「血」を体に豊富に満たすために重要です。
3)たくさん寝る
「腎」の消耗を避けるためにも、「血」を生み出すためにも、睡眠はとても重要です。
4)過労を避ける
「腎」は無理をすると消耗します。あまりに激しい運動、過度の性行為には気をつけましょう。
5)頭や目を使い過ぎない
目を使うと「血」が消耗されます。パソコン仕事が多い方は、プライベートでのスマホの時間は極力減らしましょう。また頭脳労働も長時間続けて行うことは出来る限り避けたいところです。
6)ストレスを減らす
ストレスも「血」の消耗につながります。ストレスゼロは難しくとも、過度なストレス環境は回避しましょう。
現時点で髪の毛の状態が良い方は、この養生法を守れば、長い期間、若々しい髪をキープできますよ。しかし、すでに髪の毛が弱っている方は、この養生をある程度実践したうえで、漢方薬でケアすることをおすすめます。
ぜひ中医学の知恵で、いつまでもふさふさツヤツヤの髪の毛でお過ごしくださいね。







